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これが漁師町の心意気!高知・大正町市場の正しい歩き方

2018.03.03

■会話を楽しんでこそ得られる幸福感

 見知らぬ市場で買い物をする際、もっとも気になるのは強引な勧誘だ。とくに観光市場ではうんざりするほどの声がけによく遭遇する。

 しかし大正町市場はいたって静か。おかあちゃんたちを始め、店舗を構えている人たちも決して強引な声がけはしない。けれど、何か聞かれれば親切丁寧に教えてくれる。それが地元の人でも観光客でも、相手に気持ちよく買い物をしてもらおうという姿勢が感じられる。

 たとえば、その場でさばきたての刺身が食べたといえば、醤油や器まで出てくる。市場で買い物をすれば、自由に使っていい休憩所「ぜよぴあ」もある。遠くまで魚を持って帰るといえば、はいどうぞと保冷剤を付けてくれる。

 接するほど、会話するほどに市場が、人が好きになるのだった。

 ただし、ひとつだけ注意点がある。それは冒頭でも紹介した「いさぎよさ」だ。悪天候で漁に出られず、加工品もあまりないとき、おかあちゃんたちは店に立たない。遠方から楽しみに訪れても、誰も立っていないときがある。

 ないものはない。それが魅力でもあるのだった。

■見るべきもの、食べるべきものがいっぱい

 一方、店舗を構えているところは、それなりの仕入れもしている。大正町市場は近隣の人たちの買い物の場でもあるので、目の前の久礼港に揚がる以外の魚も扱うからだ。

 市場の顔ともいえる田中鮮魚店や山本鮮魚店、浜岡惣菜店、松澤青果店(八百虎)などの、おんちゃん、おばちゃんたちと会話を楽しみつつ、市場のおもしろさを堪能していただきたい。

 また、大正町市場と交わる久礼お宮さん通り商店街にも個性豊かなお店が多数存在するうえ、一歩路地に入ると、漁師町らしい風景をあちこちで見ることができる。

 

 高知に行く機会があるなら、一度は足を運び、古き良き漁師町の風情を楽しんでみることを強くおすすめしますぞ!

 ちなみに、これからの季節でとくに外せない時期をあげるなら、初ガツオの揚がり始める3月くらいから。そして忘れてはならないのが、真夏の名物、新子。

 

 新子とは体長20センチほどの稚魚のことを指す総称だが、久礼で有名なのはメジカ。夏の限られた時期のみ揚がり、刺身で食べるとこの上ないモチモチ感。大人気なので近年は市場内に行列もできる。

ただし、サバ以上に足が早く、その場で即食べるのが基本だ。これぞ市場グルメの真骨頂。機会があれば、ぜひ!

文・写真/西内義雄(医療・保健ジャーナリスト/高知県観光特使)

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