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悲観主義者は自信を持っている!?ポジティブな楽観主義者に潜むリスク

2018.04.02

■“ポジティブシンキング”のリスク

 仕事でもプライベートにも前向きでありたいものだが、常にポジティブでいられるわけでもないだろう。いわゆる自己啓発本の中には、いつも自分を前向きの状態に保つ“ポジティブシンキング”を提唱しているものも少なくないが、こうした“ポジティブシンキング”は危険であると禅のマスターが批判している。

 日本語の“和尚”の名で知られる宗教家であり禅のマスターでもあるオショウ氏(バグワン・シュリ・ラジニーシ氏)が昨年、“ポジティブシンキング”の危険性を手厳しく批判して注目を集めている。

「ポジティブシンキングの哲学は、信頼できない存在になることを意味しています。それは不誠実なのです。この考えは見たものを否定することを意味していて、あなた自身はもちろん他人を欺くことなのです」(オショウ氏)

 常にポジティブでいるということは、影響を受けてネガティブになりそうな物事や出来事を無視することであり、感情を偽ることに繋がっているとオショウ氏は指摘しているのだ。


Science Punch」より

「物事のネガティブでダークな部分を見ないようにしているからといって、それらが消えてなくなるわけではありません。それは自分を欺いているだけであって、この現実を変えることはできません。ネガティブさとポジティブさは同じくらい人生に存在し、両者はお互いにバランスをとっています」(オショウ氏)

 オショウ氏によればポジティブさというのは、今直面している運命を受け入れて慈しみ、結果や目的に関わらず至福を味わっている瞬間であり、決して意図的に味わうものではないということだ。意図的なポジティブシンキングは現実を受け入れることを拒み、自分の感情を磨耗させてしまう危険な考えてあるという。そして明敏な精神状態は極端な感情に関わることはないのだと説明している。

 さらにポジティブシンキングが実に厄介なのは、その内容の半分はこの世の真実を伝えている点にあるという。すべてが間違っているのであればむしろ無害なのだが、半分は正しいという“教義”は危険で実に有害なのだ。人々の賛同を得る理由が半分はあるからである。

 いわゆる“自己啓発”の代名詞ともいえ、一時代を画した“ポジティブシンキング“だが意外なことに今、この思考法がメンタルに及ぼす影響に厳しい疑惑の目が向けられているようだ。

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