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2018.03.20

デザインをシェアする新しいものづくり「双円」の取り組み

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

◆機能性とデザインを追求した家電「カドー」を展開するアエテから新ブランド誕生

 家電ブランド「カドー」を展開するaete(アエテ)が、共通のデザインを異素材や異業種で表現する新ブランド「双円」を立ち上げ、2月7日より公式オンラインショップで販売を開始した。

 日本の文化伝統や産業の活性化に貢献したいと考えていた、家電メーカー出身のアエテ代表・鈴木健氏が、富山県高岡市の鋳物メーカー「能作」の代表、能作克治氏とニューヨークで出会い、商品づくりを提案したことから「双円」のプロジェクトがスタート。第一弾商品として「能作」の錫、「Sghr(スガハラ)」のガラス、「NAGAE(ナガエ)」の陶磁器の製品を展開する。

「双円」はものづくりや文化を発信するプラットフォームとして、各メーカーでデザインをシェアして作っていくブランド。アエテがデザインを発信して、共通のパッケージやカタログ、ポップといったクリエイティブツールを担当し、販促物だけではなく販路もシェアすることで、メーカーに新しい販路も提供する。アエテがこれらの役割を担うことで、メーカーのスペシャリストがものづくりに集中できる環境を作っていくことが目的だ。

「同じデザインを共有するのは珍しいが、異素材とのコラボはよくある。ただメーカー同士がなにかをやろうとしてもなかなか動かないことが多い。今回はアエテの鈴木社長が間を取り持っているので非常にテンポよく進んだ。ものの開発はそこが大事で、こうした取り組みが日本の伝統産業を強くしていく要素なのではないかと感じた」(能作氏)

「ひとつのものをみんなで作るコラボレーションではなく、デザインをメーカーとの共通言語である図面に起こしてそれをシェアする。その図面で各メーカーが自分たちのペースでものづくりを行えるのが双円の面白さ。

 和食器は料理に合わせた食器で飯茶碗など自分専用のものがあるが、洋食器はコースで楽しむので形も柄も同じ皿で自分専用が少ない。双円の場合、形は一緒なので洋食器のようなおもてなしもできて、なおかつ素材が違うので自分専用という楽しみ方もできる。メーカーが違ってもスタッキングが可能なので、美しく収納できるのもポイントだ。

 双円は今後も日本のメーカー、日本の産業と組んでいく。食器が軌道に乗れば住宅、照明など違う分野にも展開することを考えている」(鈴木氏)

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