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2018.03.01

通勤中に欧州サッカーを観戦する時代へ。快進撃が続くDAZNの次の一手

スポーツのライブストリーミング中継を行う「DAZN(ダ・ゾーン)」が、2018年の事業戦略説明会を行なった。

説明会に登壇したジェームズ・ラシュトンCEOは冒頭、次のようにコメントした。


Suguru Saito/DAZN

「世界を見渡すとストリーミング動画配信は新しい視聴スタイルのスタンダードになってきています。多くの人々の視聴スタイルは多様化してきている。映画、音楽なども含め、日本におけるOTT(Over The Top=動画・音声などのコンテンツ・サービスを提供する事業者、もしくはそれらコンテンツ・サービスそのもののこと)サービス加入者は、2021年までに42%伸びるという試算があります。我々はこの領域でリーダーシップを持っていきたい」

具体的には、DAZNはこれまで2000万時間に及ぶライブ中継を実現。「フルシーズンを通して国内のスポーツの中で我々の基礎を作ることができた」と手応えを口にするラシュトンCEOは、月額1750円(ドコモユーザーは980円)で見放題となるユーザー数が2017年8月に100万人を突破したことにも触れ、業績的にも「非常に好調」と分析した。

なお、他の有料放送サービスの「100万人突破」は、WOWOW、スカパー!プレミアムサービスともサービス開始から約3年だった(出典は日本衛星放送協会)。視聴環境や初期設定にかかる手間が一様ではないため単純な比較はできないものの、DAZNのスタートダッシュを「好調」と自己分析する要因はここにもありそうだ。またDAZNは「ポーズ(一定期間停止)機能」と呼ぶサービスを実装しており、一定期間視聴をストップする間、利用料を支払わずに済ませることができる。これによって、見たいスポーツがシーズンオフになったら解約→開幕したら再加入、といった煩わしい手続きが不要なのもDAZNの特徴だ。

2017年のDAZNは、Jリーグ(J1〜J3)全試合独占配信をフルシーズン行なった。昨シーズン開幕当初はリバッファリング(映像が途中で停止してしまう)問題が目立ち、ユーザーから不評を買ったものの、「全力を尽くした結果、リバッファリング率は0.2%という、業界のスタンダードのレベルに改善された」(ラシュトンCEO)。

◆2018年のDAZNは何が変わる?

この説明会でDAZNが発表した2018年の新たなサービスの柱は3つ。1つ目は「プッシュ通知機能」。ユーザーが特定のチームや選手をフォローしておけば、「そのチームの試合が始まった」「その選手が得点した」などが起きた時点で通知が届くというサービスだ。2つ目は「パーソナライズ機能」。ユーザー個々の視聴履歴に応じておすすめのコンテンツが優先的に表示される。

3つ目の「ダウンロード機能」は、新サービスの超目玉と言えるだろう。これは試合中継をタイムシフトではなくダウンロードして視聴できるというもの(権利関係によりすべてのコンテンツが対象ではないが、「ほとんどのコンテンツはダウンロード可能」とラシュトンCEOは表現)。ヨーロッパのサッカーなど、日本時間の深夜に行われた試合やハイライト映像が、ユーザーの端末にダウンロードされる。「朝起きたらヨーロッパの試合がダウンロードし終わっていて、通勤途中に電車の中で(通信料を気にせず)試合が見られる」(ラシュトンCEO)という使い方ができる。

また2月8日には、ライバル関係にあった「スポナビライブ」が持つコンテンツのDAZNへの移管も発表された。これによりDAZNはサッカーの欧州5大リーグ(ドイツ、イタリア、フランス、イングランド、スペイン)とチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグをすべて備えたことになる。

そしてもちろんJリーグ全試合配信は今季も継続。村井満Jリーグチェアマンは「昨年のJリーグは過去最高の入場者数を記録しました。それから入場者の平均年齢がずっと上昇傾向にあったのですが、昨年J1においては初めて平均年齢が前年より下がりました。新たなファン層を獲得することができたのもDAZNによるサポートが大きかったと思います」とコメントした。


Suguru Saito/DAZN

DAZNは今季、J1中継において昨季最大16台だったカメラ台数を、最大18台(ロッカールームにもカメラが入るので実質20台)に増やすと発表。臨場感ある映像がさらに充実する。また、DAZNとJリーグとの協議によりJ1全34節中11節で「フライデーナイトJリーグ」と題した金曜開催ゲームを組むことも決定し、すでに日程が発表されている。2018年のJ1リーグは、2月23日(金)20:00の鳥栖対神戸で幕を開け、翌24(土)4試合、25(日)4試合で各チーム開幕戦を戦う。

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