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2018.04.09

「日本のスポーツ界に必要なのは競争」DAZNジェームズ・ラシュトンCEO

スポーツのライブストリーミング中継を行う「DAZN(ダ・ゾーン)」は、2017年からの10年間で契約料2100億円という桁違いの金額を用意し、Jリーグの独占配信契約を勝ち取り話題になった。2018年のJリーグ開幕が間近となったいま、DAZNのジェームズ・ラシュトンCEOが@DIMEの独占インタビューに答えた。


Perform Investment Japan株式会社 CEO
ジェームズ・ラシュトン
1978年9月17日生まれ
2003年にPerform Groupに入社し、APACマネージングディレクター、オーストラリア&ニュージーランドマネージングディレクター、ePlayerマネージングディレクターといった複数のシニアポジションを経て、現在Perform Investment Japan / Perform OTTのCEOを務める。Perform Group入社前は、バーミンガムシティフットボールクラブのコマーシャルディレクターを務めていた。また、バーミンガム大学にてBusiness Administration and Management分野のMBAを取得。

——DAZNはJリーグ(J1〜J3)全試合を独占配信しており、Jリーグと交わした独占配信契約は10年2100億円と大規模です。DAZNユーザーのサービス利用料(月額1750円)で割っても、毎年120万人のユーザーがいてようやく回収できるという計算です。他のコンテンツ調達費や制作費、人件費などを考えると黒字化はまだ先のように思いますが、DAZNは日本の市場での採算をどう考えていますか?

ジェームズ・ラシュトン(以下JR) しっかりとしたビジネスの基盤を作ることが大前提です。10年という長期契約ですので、当然ながら短期間で回収しようとは考えていません。加入者数は2017年8月に100万人を突破し、我々にとって初年度の目標はうまく達成できました(編集部注:他の有料放送サービスの「100万人突破」は、WOWOW、スカパー!プレミアムサービスともサービス開始から約3年だった。出典は日本衛星放送協会 )。利益が出るのは4〜5年先かもしれないし、それよりもう少し早いかもしれないですが、今後ストリーミング動画視聴の機会は世の中にさらに浸透していきます。我々DAZNは既存の衛星チャンネルなどと比較しても圧倒的な成長を築けると期待していますし、私にはその自信があります。

——ラシュトンCEOから見て、日本のスポーツエンターテインメントの魅力や可能性はどこにありますか?

JR 私が感じている日本のスポーツの一番のチャーム(魅力)は、ファンの方々の情熱です。DAZNは1年以上日本で事業を行なってきて、その日本の方々の熱い思いが我々のビジネスにも追い風を吹かせてくださっているのだと感じています。日本の視聴者の規模はとても魅力ですし、スポーツへの関心の高さにも注目しています。

ただ一つ、日本のスポーツ文化において欧米ほど発展していなかったことがあるとするならば、それは既存のメディアがコンテンツを共有していることだと思います。それによってヨーロッパほどの勢いが、日本のスポーツエンターテインメント業界に育っていないのではないか。(メディア各社が)お互いに競争しない(横並びの)環境なので、日本では「権利」の価値が成熟していない。競争環境が少ないものですから、様々な競技のリーグもあまり集客計画やスタジアム施設の整備、才能あふれる選手の獲得などに十分な投資をしてこなかったのではないでしょうか。それは元を辿れば、既得権益があって競争環境が不十分であったからではないかと。我々はその構造を改革していきたいと思っています。

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