■本格再生の正統派入門モデル「AT-LP3」でもシンプルに再生
オーディオファン向けとしてさらに充実した内容となるのは「AT-LP3」によるアナログ再生だ。
「AT-LP3」の位置づけはターンテーブルの正統派入門モデル。「AT-PL300BT」と具体的な違いを挙げると、Bluetoothによるワイヤレス接続には対応しておらず、カートリッジとヘッドシェルが交換可能(オーディオテクニカ製の標準品は同梱)と、さらなる趣味性を持たせている。本体の質感や、オーディオ機器としての高級感で見ても「AT-LP3」の方がワンランク上の仕上がりだ。
「AT-LP3」のセットアップでは、トーンアームの組み立てや水平バランスの調整、針圧調整、アンチスケーティングといった各種の手間が必要になる。しかし、これこそがアナログ再生の流儀だ。
しかし、「AT-LP3」も時代を反映して標準でフォノイコライザーを内蔵する。だから気軽にコンポやアクティブスピーカーといった一般的なオーディオと接続できるのだ。
カードリッジは交換可能だが標準でオーディオテクニカ製のAT91R+専用ヘッドシェルAT-HS3を同梱する。