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自分に最適な薬を選ぶには?薬剤師を上手に活用する方法

2018.02.12

■薬剤師に聞く! 薬剤師に相談するコツ

とはいえ、実際、ドラッグストアや薬局においては、なかなか薬剤師には相談しにくいところもある。そこで、日本チェーンドラッグストア協会の常任理事で、小田薬局を開局している薬剤師の小田兵馬さんに、薬剤師に相談するコツを伺った。

「薬のことで分からないことがあれば、どのようなことでも、まずはドラッグストアや薬局にいる薬剤師へ、気軽に問い合わせてみてください。今は、厚生労働省によってセルフメディケーションが推進されていることもありますので、薬剤師も準備をしています。

ドラッグストアなどでは今、“薬剤師”や“登録販売者”であることが分かるよう、名札をつけることが義務付けられていますが、しっかりと名札をつけて、“どうぞいつでも聞いてください”という姿勢の人を見つけて尋ねてみるといいでしょう」

実際、薬剤師にはどのように、何を聞けばいいのか? 聞く内容のポイントや薬剤師が求めている情報などを教えていただいた。

「一番良いのは、まず聞きたいことをメモしておくことです。また、ご自身の既往歴など、医療者に伝えておくべき重要事項も同時にまとめておくと便利です。例えば、“おくすり手帳”には、表紙の裏側辺りに、既往歴など、医療者や救急隊員などに伝えるべきことを記載するような欄があることが多いので、そこを利用するなどして、まとめて重要なことを書いておき、質問の際に持参すると薬剤師にも伝えやすいでしょう。また、その薬は“誰が使うのか”、“いつ頃使いたいのか”についても、先に明確に伝えておいたほうが、誤解を避けることができます」

小田さんによれば、質問内容によっては、薬剤師にも分からないことがあると言う。

「薬剤師でも、調べないとすぐには分からないことや、専門分野外のこともあるので、当然、すべての質問に答えられるわけではありません。そんなときは、薬剤師を見極める良い機会だと思います。素直に分からないことを認め、“調べるから時間がほしい”“私は専門外だから、専門の医師や機関を紹介します”などとしかるべき方法をとる薬剤師かどうかで、今後、継続して相談すべきかを判断してみてください」

薬を買う側としては、上手に薬剤師を選ぶ必要もあるようだ。

「薬剤師から一方的な指導を受けるのではなく、聞く側も薬剤師も、双方でコミュニケーションを組み立てていく、という意識で薬剤師と付き合ってみてください。薬剤師に言われたことを実践しても、うまくいかなかったり、思うような結果が出なかったりしたときには、それも遠慮せず事実を報告してください。聞く側も“ぜひ専門家の意見を聞かせてほしい”という姿勢でいれば、基本的に、薬剤師とのコミュニケーションはうまくいくはずです」

薬剤師はあなたの相談を待っている。もちろん第1類医薬品を買うときには相談が必要だが、その他の薬を買う場合も、どんどん積極的に質問・相談してみよう。そのうち、気軽に話せる、自分にとって“使える”薬剤師が見つかるかもしれない。

小田兵馬
小田兵馬(おだ・ひょうま)
昭和21年生まれ。薬剤師。

株式会社小田薬局、株式会社ニッドの社長、日本チェーンドラッグストア協会の常任理事、JACDS勤務薬剤師会の会長などを務める。その他、『医薬ジャーナル』における執筆や学会発表・講演などを行なう。

取材・文/石原亜香利

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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