
インターネットがまだ無かった1970~80年代。
家庭の娯楽の中心は、「ラジオ」、そして「テレビ」でした。
これらの機器は、技術の進歩に伴い、小型化と複合化が図られ、ついには「ラジオ・テレビ・カセットレコーダー・一体型オーディオ」である「ラテカセ」が発売された件については、前回の記事でも、詳しくご紹介致しました。
その後、コンピューターの世界でも、小型軽量化が図られるようになってきて、個人や企業向けの「パソコン(パーソナル・コンピューター)」が、各社から続々と発表されました。
ちなみに、ビジネスユーザーが「パソコン」を導入する理由としては、せっかく電子機器を新しく購入するのであれば、ワープロ専用機を購入するよりは、1台で「ワープロ」と「表計算」を起動させられる物を購入したい、という目的が主となります。
そして、「インターネットがまだ無かった」時代に、お客様との、情報のやり取りを行う手段は、もっぱら「電話」と「FAX」でしたから、どうせなら、これらの機能も1台に内蔵したい、プリンター、FAX、ディスプレイをあらたに買いそろえなくても、1台で全てが揃う、そんな都合の良いマシンが無いものだろうか・・・。
当時、そんな事を思った人も多かった事でしょう。
そんな中、ついに「キヤノン株式会社」から、これらの要望を全て叶える複合機が登場いたしました。
それが、タッチパネル式パソコン・電話機・FAXモデム ・プリンター・スキャナー一体型複合機「NAVI」なのです!