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東京メトロ日比谷線13000系がBGM放送の試行運用を始めた理由

2018.02.18

■BGM放送-ヒーリング音楽編-

 人形町からBGMはヒーリング音楽に変わる。クラシック音楽に比べると、パンチが効いており、“癒しの空間”が車内に広がる。しかし、列車の轟音でかき消されてしまうことも。それでもクラシック音楽に比べると、聞き取りやすいと思う。


試運転列車のあとは、営業列車へ。

 12時17分、霞ケ関に到着。折り返し、12時25分発の北千住行きに乗車する(メディアは3~5号車に分散乗車)。今度は営業列車でのBGM放送となる。

 試行運用初日は13000系第6編成が充当され、ヒーリング音楽が流れる。乗車した際、向かいのホームに東武鉄道20050系の中目黒行きが到着したことも相まって、BGMが耳に入ってこない。そして、乗降用ドアが閉まると、車内に“新風”が吹く。

「御乗車ありがとうございまーす。北千住行きでーす。次は日比谷でーす。千代田線、有楽町線、都営三田線、お乗換えでーす」

 発車すると、車掌の肉声放送が車内に流れる(小伝馬町到着前から自動放送に切り替え)。聞いた感じだと、車内放送時のBGM使用については「一時中断」、もしくは「流しながら放送」の2通り。後者については、BGMの音量と車内放送の音量が絶妙にマッチしているので、違和感はない。この日、乗車した列車は空調を使用していなかったが、冷房、除湿などがかかると、聴こえ方も変わってくるだろう。

 乗客の大半はBGM放送に気づいていないのか、それとも日頃の習慣なのか、スマホをいじくっている。もしかすると、Twitterなどで、BGM放送やメディアの人間らが乗ってきたことを静かにつぶやいているかも。話し声は、テレビ局の取材スタッフが打ち合わせをしている程度だ。

 営業列車内では、列車の轟音、ドアチャイム、発車ベル、駅員の放送でBGMがかき消されることはあったが、特に違和感はなかった。日頃、クラシック音楽、ヒーリング音楽を聴かないせいか、“新鮮味”を感じたのかもしれない。

 12時46分、上野に到着。乗車取材はここで終了した。東京メトロが目的とする「快適な車内空間」という点について、快適かそうでないかの判断はつかない。次に乗る機会があれば、「BGMを聴きながら読書を楽しめるか」など、じっくり検証してみたい。

■今後については「お客様の声」で判断

 BGM放送の今後について、車両部車両企画課の下村雄祐課長補佐は、「お客様の判断」を強調した。今回の施策はプレスリリース後から、東京メトロの公式Twitterなどで賛否があり、それを承知のうえで実施したのだ。

 今回はクラシック音楽、ヒーリング音楽の2種類を流しているが、「お客様の要望に合わせて、ほかのジャンルを流すこと自体は可能」だという。

 おそらく「反対」を主張する方の一部は、“将来の日比谷線は、全列車BGM放送つきになる”と思っているのかもしれない。


将来の日比谷線列車は、20メートル4ドア車、7両編成に統一される。

 相互直通運転を行なう東武鉄道に問い合わせたところ、日比谷線直通第3世代車両の70000系は、ANVC高音質ステレオ放送システムを採用しておらず、BGM機能も搭載していないという。従って、将来、日比谷線全列車が車内でBGMを流すことはない。また、東武線内で13000系のBGM放送は実施しない。

 私は「日中の毎時1往復(北千住―中目黒間)」ならいいと思う。その際、車両、駅とも「この列車はBGMトレインです」といった案内が必要だろう。虎ノ門新駅も含めた“新生日比谷線”を大いにPRするためにも。

【取材協力:東京地下鉄、東武鉄道】

取材・文/岸田法眼

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