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2018.04.09

IFAに聞くNISA、つみたてNISA、iDecoのメリットとデメリット

 最近、投資や年金に関する新しい制度が次々とはじまり、にわかに注目を集めていますね。とくに今年はあらたに「つみたてNISA」がスタート。すでに金融機関から口座開設をすすめられている人も多いのではないでしょうか?

 では、これらの制度は一般的な株や投資信託などとどこが違うのでしょうか? そのひとつが、優遇税制制度が取られているという点です。もちろん、他にもいろいろな違いがあります。今回はわかりやすく優遇税制を中心にしながら、そのメリット・デメリットを解説しましょう。

■NISAは投機色が強く、つみたてNISAは商品に限りあり

 NISAの特徴を説明するうえで、よく出るのが「非課税」だという点です。銀行などの窓口に行っても、この点を強調してセールスされることが多いですよね。本来の税制では、源泉分離課税の通常金融商品……分かりやすくいえば、一般的な株や投資信託……で上げた利益に対して20%が課税されます。これが非課税だとしたら、どうでしょう? 当然、資産運用を考えるうえで魅力的ですよね。これがNISA最大の利点です。

 ただし、NISAの非課税期間は基本的に2023年までの5年間。対して、今年からはじまった「つみたてNISA」は最大20年間の非課税期間となっているのです。

 ここではひとつずつ、その特徴を解説します。

NISA
・制度開始は2014年。投資可能期間は2023年まで。
・非課税期間は最大5年間。ただし、5年後に再度口座を開設することが可能(実質最大10年間)。
・年間非課税投資枠:120万円

 まず、NISAは先ほども書いたとおり、2014年に制度がはじまりました。2014年からはじめた人は今年で非課税期間が終わります。ただし一度現金化して、再度口座を作れば、さらに2023年までの5年間、非課税投資枠のなかでNISAを続けることができます。しかし、今年はじめる人は2022年で非課税期間が終了。NISAの投資可能期間は2023年までなので、再度口座を作っても非課税期間は1年しかありません。つまり、これからはじめようという人は、実質5年間しかない……ということを覚えておいてください。

 この5年(もしくは10年)という期間は、投資において決して長いとはいえません。投資の基本は「長期・分散・積立」。この場合の長期とは20年から30年、もちろんもっと長ければ長い方がいい。その長い期間を使って、「どこそこの株があがる」と当てにいくのではなく、経済全体・社会全体の成長とともに株価全体が上がることによって利益を得るのが「投資」です。しかし、5年や10年では経済の浮き沈み(近年ではリーマンショックなど)によって大きな元本割れを引き起こす可能性も十分あります。そのため、どうしても利益を出すには「どの株があがるのか」を当てにいってしまう……つまり、ギャンブル性が高い投資をしてしまう。これは、我々の世界では投資ではなく「投機」と言います。

 私は顧客には「投機」はおすすめしていません。(投機と投資の違いについては、また今後の記事であらためて説明しますね)

つみたてNISA
・制度開始は2018年。投資可能期間は2037年まで。
・非課税期間は最大20年間。
・年間非課税投資枠:40万円
・商品は金融庁によって決められている。

「5年間しか非課税期間のないNISAって本当に投資なの?」という声もあって、新たに金融庁がはじめたのが「つみたてNISA」。こちらは一気に4倍の20年間の非課税期間が認められています。その代わりに年間非課税投資枠は40万円で、NISAよりも大きく抑えられています。

 ただ、投資の基本は「長期・分散・積立」。20年間かけて毎年40万円をコツコツ積み立てるという投資の点では、NISAよりも十分におすすめできるといえるでしょう。しかし問題は「分散」にあります。つみたてNISAの商品はほとんが株式のみとなっていて、「資産分散」というリスクヘッジが十分ではないのです。なかには株式と債券を組み合わせた「バランスファンド」という商品もありますが、株式と債券の比率があらかじめ決まっていて、自分では変えられません。これは微妙なポイントだと言わざるをえないでしょう。

 そして、税制の面で気をつけたいのは、この2つはあくまでも「増えた分に対して非課税」だということ。つまり損をすれば、それで終わり。生命保険のように、「掛けたお金が控除されて、所得税が安くなる」というメリットはありません。

 そうしたメリットがあるのが、iDeco(個人型確定拠出年金)です。

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