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2018.02.08

健康なら景品がもらえる!?「健康インセンティブ」はアイデアが命

中高年のための健康講座(8)

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 健康を維持する努力をすれば、何かしらのご褒美を出す「健康インセンティブ」を導入する市区町村が増えている。健康マイレージ、健康ポイントなど呼び名は様々あるが、基本系は同じ。一般的なのは「健診やがん検診受診、健康事業などに参加すれば景品がもらえる」というものだ。

 好意的に受け取れば、健診などは無料かそれに近い安価で受けられるのに、ご褒美までつけてくれるのだから、かなりお得! さぞかし大きな話題になっていると思いきや、大成功の報はあまり聞こえてこない。なぜなのか?

■それは魅力的なの?

 誤解を恐れずに言うと、お役所事業は無難なものが多く、魅力的と受け取られない。とくに景品の中身が問題だ。

 よくあるのは、健康にまつわる事業なのだから、健康関連の景品しか出さないとの考え方。おのずと血圧計や万歩計、地元農産物、健康関連飲料になってしまう。別に悪いものじゃないけれど、血圧計や万歩計は健康に気を付けている人なら所有率も高いはず。すでにあるものをもらっても……となってしまう。

 皆さんに分け隔てなく、均一に小さな幸せを配るという考え方は無難すぎる。慣れ親しんだ地元農産物より、知らない土地の珍しい農産物のほうが嬉しいという人もいる。もっと日常生活で頻繁に使う生活用品のほうが嬉しいとの声も出る。

 実際、ある町では「町内のお店で使える商品券にできないか?」との問い合わせも多かったという。つまり、100円の健康飲料が当たるより、地元スーパーで使える100円割引券の方が嬉しいのだ。

 そんな中、しっかり自分たちの町に合った方法を模索し、事業を継続しているところもあるのでご紹介しよう。

■奈良県奈良市

 長寿健康ポイント、ボランティアポイント、健康増進ポイント、健康スポーツポイント。これら4つのポイントを一括して貯めることのできる「奈良市ポイント制度」を実施中。それぞれに担当する課が異なるものの、民間に運営事務局を担ってもらうことで一括管理を実現した。

 とくに注目すべきは、ポイントを貯めるカードに地元でよく使われている交通系ICカードを選べることだ。すでに多くの人が所持しているので、ポイント事業に参加するハードルは低い。

 

 貯めたポイントで交換できるものも「健康に関連するもの」との縛りはない。逆に交通系ICカードらしく、バスチャージ券や特産品との交換をはじめ、地元加盟店の買い物にも利用できる。

 結果、一番人気となったのは地元「奈良交通バスチャージ券」といい、日常生活に直結した利用法だと好評。

 ほか、地元で割引が適用される加盟店の中には食堂やホテル、菓子店、居酒屋まで含まれている。ポイントを使い、大いに外出機会を増やして欲しい。ひいては地元商店の活性化にもつなげたいとの狙いがあるからだ。

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