
ある調査では、知識習得やスキルアップを実践しているビジネスパーソンは4割にとどまった。ビジネス用語16個についても、ほぼ8割前後が「知らない」と答えている。つまり、知っていることで周囲に差をつけられる可能性があるということだ。数あるビジネス用語のうち、知っておくと特に役立つビジネス用語について識者に活用シーンを聞いた。
■ビジネスパーソンが最も知らないビジネス用語とは?
株式会社グロービスのEdTech推進部門であるグロービス・デジタル・プラットフォーム(GDP)が2017年11月に実施したビジネスパーソン800人に対する「ビジネススキルに関するアンケート調査」では、その6割がこれまでにビジネススキル不足を痛感したことがあると回答している。
しかしビジネススキル向上に取り組むビジネスパーソンは4割にとどまっており、基礎的なフレームワーク「3C分析」や「バリューチェーン」などのビジネス用語を知らないという結果も出ている。そのビジネス用語の認知についての結果が次のグラフである。
出典:株式会社グロービス「ビジネススキルに関するアンケート調査」
ほとんどの用語を8割近くの人が「知らない」と答えている。
最も知られていなかったのは上から「キャズム」「PEST分析」「5つの力分析」。一方、最も知られていたのは、上から「製品ライフサイクル」「SWOT分析」「パレートの法則」だ。