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振り返り、深く思考し、冷静に分析し、勝利を手にする羽生結弦の5つの思考法

2018.02.16

羽生02

Method 3「弱さが見つかってうれしい」

 究極のポジティブシンキング。それは、負けた時やミスをした時、どうやってそこから這い上がるモチベーションを手に入れるかだろう。羽生の場合、敗北は次なる飛躍への助走。「弱さが見つかりうれしい。もっと強くなれる」と考える。

 2015年NHK杯で、史上初の300点超えとなる322・40点をマークした歴史的な演技はポジティブシンキングの結果だった。

 2015-2016シーズンのグランプリ初戦となるスケートカナダ。チャンはフリーで4回転1本ながらパーフェクトの演技で優勝を飾る。一方の羽生は、4回転を2本成功させたが、10点以上の点差をつけられ2位だった。

 得点の差は、チャンがすべてのジャンプで大幅な加点を得たことと、演技構成点が高かったから。羽生は自分の弱点を見つめ直した。

「パトリックのすごいところは、演技を本当にクリーンにまとめ上げること。でも離されっぱなしではいられない。僕のフリー『SEIMEI』は曲とのユニゾンもまだ未知の領域で、伸び代がありすぎるプログラムなんだ」

 点差に落ち込むのではなく、自分の伸び代が大きいと考えると「一皮剥けた羽生になってやる」と決意。ハードな練習を課して迎えた次戦のNHK杯、パーフェクトの演技で史上初の300点超えを果たした。

Method 4「試合(本番)のための練習をする」

 羽生の逆境への強さを印象づけた、2014年の中国杯。直前練習中に選手とぶつかり、流血しながらの演技となった。

 衝突事故の直後のフリーでは、衝突のショックで全身の筋肉がこわばっていたため、5度も転倒。しかし4回転ジャンプの回転数は足りていたため、総合2位のスコアを出した。

 ところが3週間後のNHK杯は、けがは快方に向かっていたもののジャンプミスが相次ぎ4位に。試合後、自問自答した。

「NHK杯は、けがのために練習していないという言い訳が無意識にあって、自分の練習を信じきれていなかった」

 自分の心理を把握すると、次戦のグランプリファイナルに向けて、本番を想定した練習を積むことで自分を信じれば良いとわかった。

 ファイナルまで8日――。

 羽生は本番を想定して、6分間練習をしたあと、一発勝負で曲をかけて集中して演技するという練習をこなす。緊張感を保った練習方法はそのまま本番での力となり、ファイナルのフリーでは自己ベストを更新、3連覇を達成した。

 事故後の強行出場が可否を含めて論争にまでなった中国杯を悲劇に終わらせない。不死鳥のような復活劇だった。

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