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2018.01.31

管理職の方、必読!ハラスメントの疑いがある職場の事例集

日本産業カウンセラー協会は、日本労働組合総連合会と協力し、2007年から毎年、「世界自殺予防デー」にあわせて、「働く人の電話相談室」を開設しているが「働く人の電話相談室」開設期間内に受けた相談内容について集計を行ない、以下のように分析結果をまとめている。

昨年までの過去9回実施してきた「働く人の電話相談室」では、大きく8つに分類していたカテゴリのうち、『職場の悩み』に関して常に相談割合が多い結果となっていたことから、相談者からの悩みを傾聴し、今年度は「人間関係」「ハラスメント」に注目して、その内容を分類、データ集約した。今年度の「働く人の電話相談室」においても、例年同様、相談内訳では『職場の悩み』についての相談が最も多く、男女合計で266件、全体の約35.2%となった。さらに、『職場の悩み』の中でも「人間関係」についてが最も多く266件中で約4割の106件となっている。

また、今回の電話相談において注目していたハラスメントに関する相談は78件(『職場の悩み』の29.3%)となった。

そのハラスメント被害の内容についても、サービス残業や長時間労働の強要、通常の休暇を取得させない、不当な給与カットや賞与の不支給、職場内のグループから仲間はずれにされたり、無視される、「目つきが悪いやつ」「もっと若い女性社員に来て欲しい」などという容姿や性別・年齢を悪しざまにしたもの、腹や脚を蹴られるなどの肉体への実際の暴力行為、直接「もう来なくていい」「辞めて結構」「お前なんか要らない」などと罵倒される強制的な退職勧奨や実際の不当な解雇といったセクハラ・パワハラに関する相談が多数寄せられた。

その他にも、子どもを持つことができない女性に対して「子どもを作った方が良い」や育児休暇明けに望まない部署へ異動させられ、元の部署に戻してもらえないなどの相談も寄せられている。その中でも特に「パワハラ」に関する悩みが、昨年は44件(16.0%)だったが、今年度は「人間関係」に次いで多い57件(21.4%)という結果になっている。

<ハラスメントが疑われる事例>
・「生意気」「給料どろぼう」「バカヤロー」「能力が無い」「あっちに行け」「何もするな」「信用できない」「もうお前は要らん」「人生終わらせてやる」「おとなしく言うことを聞け」「もう来るな」「辞めて結構」「殺してやる」「精神的におかしい」「狂ってる」
・深夜までの長時間労働・サービス残業を強制させられている。
・休日も仕事の電話。週1回の定休日以外にある月2回の休みを取らせてもらえない。
・パワハラを訴え配置換えされた後に導入された人事評価で不当に評価を低くされた。
・会社から誓約書の署名・提出を強要され、給与カット、各種手当てやボーナス不支給を告げられた。
・挨拶しても無視され、2人きりだと怒鳴る。機嫌が悪いと舌打ちをされる。
・育児休暇後「時短勤務」を理由に関連会社へ出向させられ、その後も本社に戻れない。
・「再婚したら」「2人目も産んだほうが良い」「ババアはいらない」「もっと若い女性社員ならいいのに」
・「能力が低いからパートとしてならいいが、正社員としては戻ってもらわなくていい」
・仕事でミスをすると脚を蹴られる。
・職場の同僚からストーキングされ自宅を知られた。更衣中の覗きがあった。

なお、上記は「働く人の電話相談室」に寄せられたハラスメントと思われる事例の一部だが、これらの中には、犯罪が想像される事例も含まれている。日本産業カウンセラー協会は、このような被害を受けた場合には、自分自身の中で抱え込まず、身近な人や公的機関に相談することをおすすめしている。

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