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2018.01.31

「1kg」の定義が130年ぶりに改定される!?

〝1kgの新基準〟

 物の長さや重さなど、国際的な取り決めが必要な単位は多い。各国各地域の間で基準がバラバラでは、ビジネスのやりとりや商品の製造などが難しいからだ。こうした取り決めの中で、1889年より重さの基準には「国際キログラム原器」なる〝1kgの合金〟が使用されている。だが一方で、汚れなどによって重さが変化するので、正確性を維持できないことが指摘されていた。

 そこで、2011年に「安定的な重さの基準に移行すべき」と国際的に定められた。新基準となる数値は「プランク定数」。これは基礎物理定数のひとつで、簡単にいえば原子1個の重さを割り出せるというもの。これにより、物質がいくつの原子で構成されているか数えられれば、それにより正確に物質の質量を把握できるとしたものだ。

 今回、日本の産業技術総合研究所(産総研)が、従来の精度を上回るプランク定数の測定に成功し、物質の質量をより正確に測定できる可能性が高まった。国際的な度量衡の機関は「10のマイナス8乗」をプランク定数とするとし、これが国際的に承認されれば、最短で2019年5月20日の世界計量記念日には新たな重さの基準となる。

〈DIMEの読み〉
国際的度量衡はこれまで欧米の研究機関が主導。これに日本の機関が加わったことで、単位という多様な分野に影響を与える基準に日本の発言力が増すだろう。

BIPM/AFP/アフロ
国際キログラム原器
パリにある「国際キログラム原器」のコピーが「日本国キログラム原器」として産総研に保管されている。

提供/産総研
シリコン球
産総研はプランク定数の計測には、写真のシリコン球を使った。今回の計測で、1kg当たり24µg(マイクログラム)というわずかな誤差を実現。

文/編集部

※記事内のデータ等については取材時のものです。

 

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