人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2018.01.30

Google検索を利用しすぎると起こる3つの懸念

 生活に欠かせなくなったSNSを使ったコミュニケーションだが、暮らしと仕事を効率良くする一方で我々の知的能力を低下させるリスクをはらんでいることが専門家から指摘されている。

■“いいね!”は最小限の認知的労力で済むコミュニケーション

 最近の調査では現在のネットユーザーは平均で7つものSNSアカウントを持っているという。そしてこれはeメールを除いた数字だ。つい15年ほど前までは先進的なネットユーザーであってもせいぜい2つのeメールアカウントしか持っておらず、携帯電話は主に通話に使っていたことを思い起こせば、ここ10年ほどでいかに急速にSNSが社会に浸透、蔓延していったのかがわかる。

 SNS全盛時代となって円滑で迅速なコミュニケーションが可能となりさまざまな利便性を生み出しているが、SNSでのコミュニケーションが習い性になってしまうことで、表現力やリアルな対人折衝能力に無視できない悪影響を及ぼす可能性が専門家から指摘されている。

「SNS、特にFacebookにおいては、最も一般的なアクションは“いいね!”をすることです。コメントするのでもなく、投稿するのでもなく、単に“いいね!”をすることが最も普通の行為になっているのです」と語るのは、昨年に『The Distracted Mind: Ancient Brains in a High-Tech World』を出版した共著者の1人であるラリー・ローゼン氏だ。ローゼン氏は、“いいね!”をする行為を“最小限の認知的労力で済むコミュニケーション”であると定義し、人間同士のコミュニケーションのあり方を変えてしまう可能性があるとして警鐘を鳴らしている。


Salon」より

 労力を必要としないコミュニケーションという点では“いいね!”に加えて“絵文字”がSNSをさらに“省エネ化”している。省エネ化することで頻繁なメッセージ交換が可能になるのだが、素早く返信を受け取ることで脳内にドーパミンが分泌し快感を得られることが過去の研究で確かめられている。こうした絵文字などを使った頻繁なコミュニケーションもまた、従来の対人コミュニケーションを変えてしまう要因になるかもしれない。

 また2014年にFacebook社はコーネル大学の研究者と共にFacebookユーザー68万9000人のページにフィルターをかけ、あるニュースに対してポジティブなコメントばかりが流れるか、あるいはネガティブなコメントばかりが流れるかの状態にして、そのユーザーの気分に影響を与えるかどうかを探る調査を行なっている。結果はやはり、画面に流れるコメントがユーザーの気分に影響を与えていることが分かった。つまりFacebook上で感情が“伝染”するのだ。

 したがってFacebookはじめとするSNSユーザーは、ソーシャルメディアを利用中に、目にするコメントやニュースに軽くではありながら気分を変えられていることになり、タイミングが良く出くわした広告に誘導されやすくもなる。

 確かに便利なSNSだが、そのソーシャルな繋がりがSNSがなければ維持できない関係なのかどうか、絵文字を使ってまでコミュニケーションする必要があるのかどうかなど、時には抜本的に考えてみてもよさそうだ。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年11月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「ゴルゴ13」のオリジナル万年筆!大特集は「2018年ベストヒットランキング」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ