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メンタルコーチが解説!羽生結弦に学ぶ自分をバージョンアップする体験学習サイクル

2018.02.28

この「体験学習サイクル」を回していく際には、先述した羽生選手の例のとおり、結果だけにとらわれず、プロセスに目を向けて良かった点も課題点も客観的に振り返ることが大切です。例えば、仕事でうまくいかなかった時などは、どうしても「反省」や「ダメ出し」など、できなかったことばかりに意識が向いてしまいがちです。この体験からしっかりと学ぶという意識で、うまくできた点にも目を向けて、「なぜそうなったのか」「(繰り返さないためにはor再現するには)次からはどうすればいいか」と振り返ってみてください。また、逆に仕事でうまくいった時などは、振り返りを怠ることが多いのではないでしょうか。再現性を高めるためにも、表面的な事象だけではなく「なぜうまくいったのか」という要因までしっかりと振り返り、同時に課題点も振り返ってみてください。そうすることで、同じ体験からより多く、より深く学びを得ることができるようになります。

なお振り返る時は、自分の「やり方(Doing)」だけでなく、「あり方(Being)」にも意識を向けられると、より質の高い学びを得ることができると思います。段取りの手際や時間の管理など、多くの人はDoingだけを振り返ります。しかし「このプロジェクトに関わる姿勢は正しかっただろうか」「相手に対して上から目線で接していなかっただろうか」といった、ひとりの人間として自分はどうありたいかという部分まで振り返り、その体験学習が蓄積されると、自己理解が深まり、人間性が磨かれ、周りからの信頼も増していきます。

このようにして日々の体験から得た学びを積み重ねていくことで、自分をバージョンアップしていくことができます。さらに、ある一つの体験(例えばスポーツ)から学んだことを一般化することで、別のシーン(仕事など)に適用することもできます。人付き合いや趣味などの日常生活での体験も「この体験から学べることは?」「次からはどうする?」と振り返ることで、得られた学びを仕事に活かせる場面もきっとでてくるはずです。

日々の仕事に追われていると、忙しくて自分の体験を振り返る時間や心の余裕を持つことが難しいかもしれません。それでも、振り返りを通じて得た学びが長い年月とともに積み重なれば、それは私たちにとって確実に大きな力になります。「体験学習サイクル」の枠組みを参考に、一人の時間にノートなどを活用して振り返るのもいいと思います。あるいは、羽生選手がインタビュアーの質問に答えながら考えを整理していくのと同じように、同僚や家族など誰かと話しながら振り返るのも効果的です。「体験学習サイクル」を日々回して、学びを積み重ねながら自分をバージョンアップしていきましょう!

プロフィール


小田桐翔大(おだぎり しょうた)
メンタルコーチ / ファシリテーター。(株)FLYHIGH代表取締役。筑波大学体育専門学群卒。ソチ五輪リュージュ日本代表・金山英勢選手やラート日本代表チームのメンタルコーチを務め、ファシリテーターとして数多くの企業のチームビルディング研修を担当。

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取材・文/江橋儀典

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