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2018.01.24

今年のCESに電話ボックスのような小型ブースが急増した理由

■CES 2018のデジタルトレンド(音声AIアシスタント編)

毎年米ラスベガスで年始に開催され、その年のデジタルトレンドを占うイベントとしても注目される、世界最大規模のコンシューマーエレクトロニクス展示会「CES」。たとえば昨年の「CES 2017」では、Amazonの音声AIアシスタント「Amazon Alexa」対応製品が数多く出展され、スマートスピーカーから利用できる様々なサービス、製品の巨大なエコシステムが出来つつあることを感じさせた。実際に「Amazon Alexa」はスマートスピーカー『Amazon Echo』とともに、昨年末に日本にも上陸。「Googleアシスタント」が使える『Google Home』や、LINEの『Clova WAVE』とともに、国内でもスマートスピーカーが大きな話題を集めた。「Amazon Alexa」で利用可能なスキル(スマートスピーカーにおけるアプリ)は、すでに国内で450以上、グローバルでは3万超と、プラットフォームとして急成長を遂げている。

では、今年開催された「CES 2018」からはどのようなデジタルトレンドが見えてきたのか。世界中から3900以上の出展があり、展示面積が過去最大となった今回のCESを、トピックスごとに振り返っていきたい。

■加熱するシェア争い「Amazon Alexa」VS「Googleアシスタント」

CES 2017が「Amazon Alexa」一色だったとすれば、CES 2018は「Googleアシスタント」一色だったと言ってもいいだろう。会場内はもちろん、ラスベガス中心部の巨大電光掲示板から、モノレールのラッピング広告にいたるまで、とにかくあらゆるところで「OK Google」改め、「Hey Google」の文字を目にしたからだ。

CES 2017では「Amazon Alexa」の独走状態が際立ち、『Google Home』が米国でリリースされたばかりだった「Googleアシスタント」は、もはやこの勢いに追いつけないのではないかとさえ思えた。ところが「CES 2018」では、まるでその立場が逆転してしまったかのように、Googleの猛追ぶりが目立った。ただしこれを額面通りの大逆転と見るのは早計だ。なぜならGoogleは今回、LVCC(ラスベガスコンベンションセンター)の屋外に巨大ブースを出展していたほか、他社のカンファレンスやブースにも積極的に人材を派遣。前述のように広告も大々的に展開するなど、相応のコストを投じて強くアピールしていたからだ。

 
LVCCに出展されたGoogleのブースには「Googleアシスタント」対応のデバイスが所狭しと展示され、プラットフォームの広がりをアピールしていた。


会場内のあちこちで「Hey Google」の文字を見かけた。音声AIアシスタントのデモ用に、電話ボックスのように囲われたブースも数多く目にした。

実際に「Googleアシスタント」が「Amazon Alexa」を猛追しているのは間違いないだろうが、AmazonもCESには大きな商談スペースを設置。北米トヨタが『Lexus』への搭載を発表したほか、「Amazon Alexa」につながる新製品も多数発表されるなど、そのエコシステムが順調に拡大していることは明らか。またAIを用いた独自のスマート家電プラットフォームを展開するLGやサムスンも含めて、家電メーカーの中には「Googleアシスタント」と「Amazon Alexa」への両対応をうたうところも多く見られた。会場だけでなくラスベガスの家電量販店にも、両者の専用コーナーが設けられていて、この2つのプラットフォームにつながるサービス、製品が急速に広がっていることを実感できた。注目すべきは、各家電メーカーがこの両者につながるという選択をしたことで、これまで漠然としていた「スマートホーム」が、一気に現実的なものとして感じられるようになってきたということ。今はまだ音声リモコンの域を出ていないが、今後は音声AIアシスタントとつながる家電同士の連携も広がっていくはずだ。

 
LGは「Googleアシスタント」と「Amazon Alexa」へ両対応。それぞれにガラスで囲まれた部屋を用意して展示を行っていた。


LVCCの近くにある米国家電量販大手のBest Buyの店舗には、「Googleアシスタント」と「Amazon Alexa」のスマートホームコーナーが設置されていた。

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