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2018.01.24

テストステロンが株式市場での取引に影響を及ぼす!?

 いわゆる“街角景気”は決して良いものではないという声も多いのだが、それでもここ最近は株価も高止まりし、一方で“仮想通貨”も何かと話題だ。しかしこうした分野で常に注意しなければならないのがバブルとそれに続くバブル崩壊ということになるだろう。

■“マッチョな取引”でバブルの発生、崩壊へ?

 なぜ“バブル”が発生し“バブル崩壊”という最悪の結果に誘われるのか。そこには生物学的な要因が潜んでいるかもしれないというから驚きだ。男性トレーダーの“マッチョな取引”がバブルを引き起こし、バブルを崩壊させているという。

 国際的なリサーチ会社であるINFORMS(Institute for Operations Research and the Management Sciences)がが発行する学術ジャーナル「Management Science」で2017年9月に発表された研究では、代表的な男性ホルモンのひとつであるテストステロンが、金融市場の取引行動に影響を及ぼしている可能性を示唆している。男性ホルモンの分泌が盛んな男性トレーダーによる“マッチョな取引”が金融市場を不規則かつ不安定にしている要因のひとつであるというのだ。

 実験では140人の若年男性にテストステロンの錠剤かあるいは偽薬(プラセボ)を服用してもらい(もちろん本人はどちらを服用したかわかならない)、架空の金融市場ではあるものの実際に現金を使って金融商品や資産の売買を行なってもらった。

 彼らの取引行動を分析した結果、偽薬を服用したグループと比較して、テストステロンを投与されたグループの取引は金額と量が大きくなる傾向があり、バブルを発生させやすいことがわかったのだ。偽薬を服用したグループは「安く買って高く売る」という原則を守っているのに対し、テストステロンを服用したグループは「高く買ってより高く売る」という取引行動になる傾向があるということだ。


INFORMS」より

「今回の研究ではこうした“生物学的要因”が金融市場での取引リスクを悪化させる可能性があり、プロのトレーダーにおける意思決定に男性ホルモンの影響を考慮する必要があることを示唆しています」とカナダ・ウェスタン大学アイビービジネススクールのエイモス・ナドラー氏は語る。

 男らしい男性トレーダーによる“マッチョな取引”にはじゅうぶんに警戒すべきだということになる。組織にとっての対策としては、男性トレーダーの取引を任意に中止させて、偏見のある売買の意思決定がないかどうかをチェックすることであるという。つまり“頭を冷やす”時間をランダムに与えるのだ。そして実際に若い男性トレーターの数を減らす方策も当然あり得る。

「これはテストステロンが株式市場での取引に影響を及ぼしていることを示した最初の研究であり、テストステロンの神経学的影響を妨げない限り、最適ではない意思決定を下すリスクを払拭できません」(エイモス・ナドラー氏)

 頼もしい外見でいかにも仕事が出来そうな“マッチョ男性”だが、金融と投資の世界ではやや分が悪くなっているのかもしれない!?

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