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2018.01.23

男性と比べて○○のリスクが高い女性の飲酒

 一説によると、女性のほうが、男性よりもお酒による影響を受けやすく、病気リスクが高いといわれているのをご存じだろうか。近年、女性の飲酒は増えているといわれており、特に20代の飲酒が増えるなど気になる点も多い。そこで、男性よりも女性にリスクが高い理由について、考えてみたい。

増える女性の飲酒 男性よりリスクが高い理由とは?

■女性の飲酒率が上がる近年

 NHKの「視点・論点」の番組で、国立病院機構久里浜医療センター院長 樋口進氏によって紹介されていた、「わが国における飲酒者割合の変化」を参考にすると、1954年に13%程度しかなかった女性の飲酒率が、1976年には53%に跳ね上がり、その後、1984年に61%、その後も横ばいで2013には63%となった。また、若年対象者のみで絞ってみると、2008年の女性の飲酒率は90%にも上っている。この年、男性の飲酒率は84%で、いよいよ若年女性は、若年男性よりも飲酒率が上回ったことになる。この女性の飲酒率が上がった背景は、女性の社会進出が大きいといわれている。家の外に出た女性たちは、金銭的にも余裕が出て、いち早くお酒を取り入れたという。

■女性のほうが「お酒に弱い」理由とは?

 しかしながら、女性の飲酒率の上昇は、単に傍観することはできない。なぜなら、女性は、男性よりもアルコールによる害を受けやすいといわれているからだ。厚生労働省のe-ヘルスネットによると、女性は、男性よりも肝臓が障害されて起きる「肝硬変」の患者年齢が10歳以上も若いのにもかかわらず、飲酒量も男性の半分程度にとどまっているという。これにより、女性は男性よりもアルコールに弱く、血中アルコール濃度が高くなりやすいのだといわれる。アルコール代謝能力も、男性の4分の3程度しかない。これにより、急性アルコール中毒のリスクも高まるといわれる。

 また、女性の飲酒は、乳がんの発生率も高めてしまうという。国際的な評価でも、そのリスクは確実に高まるといわれているが、国立がん研究センターでは、日本人女性については、飲酒習慣と乳がんリスクの関連をいうには、科学的根拠が不足しているという。しかしながら、国際的には、アルコール摂取量が日に日に増すごとに、乳がんリスクは10%高くなるという推定が出されているという。決して聞き流せない事実だ。

■女性が上手にお酒と付き合うには

 女性の社会活躍推進が促される現代、女性の飲酒機会も相変わらずか、今後増えていくと思われる。このような中、女性は特にお酒との付き合い方をよく知っておく必要があるだろう。男女問わず、適量を適正に飲むことは欠かせない。厚生労働省が「健康日本21」で提示している一日の平均純アルコール量は「約20g程度」だ。女性は男性よりも少ない量が適当とされている。とはいえ、ちょっと飲んだだけで、顔が真っ赤になるような、アルコール代謝能力が低い場合は、少ない量を心がけたい。

 ちなみに20gのアルコール量の目安は、アルコール度数5度程度のビール中瓶1本(500ml)だ。アルコール度数14度のワインは180mlで、約4分の1本、アルコール度数5度の缶チューハイは1.5缶(520ml)となる。女性はその半分程度に留めておきたいもの。よって、ビール瓶は半分、ワインは8分の1、缶チューハイは7割程度だ。

 女性はもちろん、男性なら周囲の女性たちに対して、ぜひ注意喚起を心がけたいものだ。

取材・文/石原亜香利

※記事内のデータ等については取材時のものです。

 

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