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3列シート7人乗りのマツダのSUV『CX-8』の完成度

2018.01.20

■商品として魅力的か? ★★★(★5つが満点)

 しかし、好印象を抱いた『CX-8』を返却しながら、ふと、立ち止まってしまった。「シートが3列あるということは、自分がハンドルを握ろうが握るまいが、大勢で乗る機会が多いということだ? ドライバーひとりで乗ることよりも、大勢で乗ることを想定している。それって、どんな時だろう?」通勤通学の送迎などもあるだろうけれども、レジャーで最も活躍するのではないだろうか?

 ゴルフやスキーなどのスポーツもあれば、キャンプやトレッキングなどのアウトドアアクティビティもある。近場もあれば遠くにも行くだろう。『CX-8』に乗ることが目的ではない。CX-8に乗って、遊びに行くことが目的だ。「だったとすると、もう少しユッタリとした走りっぷりの方が良くはないだろうか!? こんなにキビキビしていては、ドライバーは“走る歓び”を感じるのかもしれないけれど、乗せられている方はタマラない」

 キビキビ走るクルマは反応が直接的だから、揺さぶられたり、突き上げられたり、ショックが直接的になってしまう。『CX-8』はその傾向が強い。ましてや、ゴルフやスキーの帰り道だったらドライバーだってツラいだろう。キビキビじゃなくて、ゆったり、マッタリした走り味じゃないと疲れた身体にムチ打たれるようなものではないか。ドライバーの「運転する歓び」など二の次、三の次で構わない。

 遊び疲れて家路を急ぐ場合にありがたみが大きいのが、運転支援デバイスのアダプティブクルーズコントロール(ACC)とレーンキープアシスト(LKAS)である。この連載コラムでも最近、頻繁に登場するこれらふたつの運転支援デバイスは高速道路や自動車専用道での事故を未然に防止し、ドライバーへの負担を減らす。僕の経験では、これらふたつを使うと疲れが全然違う。

『CX-8』にも2つは装備されているのだけれども、その作動状況を示すインジケーターがとても小さいのが残念だ。ACCは前車がいなくなっても設定スピードで走り続けるだけだが、LKASは白線を読み切れなかったり、カーブがキツかったりすると作動が解除されるから、インジケーターはとても大事なのだ。一番大事かもしれない。

 だから、ACCとLKASの表示は大きければ大きいほど良い。ボルボやBMW、ランドローバー、プジョー、レクサス、トヨタのカムリなどはそれに気付いて大きく表示されるようになっている。『CX-8』は小さ過ぎる。

 ヘッドアップディスプレイにはそれよりは大きく表示されるが、前述の通り、サングラス越しではまったく使いものにならなかった。針のある、大きなスピードメーターとタコメーターを残す必要性はないのだから、一刻も早く液晶メーター化して、ACCとLKASを切り替え式のマルチディスプレイの中で大きく見せるようにするべきだ。

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