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池袋~京都まで15時間!青春18きっぷで行くマイナー観光地を巡る旅

2018.01.21

■関ヶ原の戦いの決戦地へ挑む

 14時43分、「岐阜行き」の電車に飛び乗る。電車に間に合うか微妙な時間だったので、帰り道は途中からマラソン状態になり、息を切らせて改札を通過、汗を滴らせながら座席に座った。

 だが、良いこともあった。豊橋駅から西は「新快速」と呼ばれる快速電車が走っている。全国の快速電車の中でも屈指の速度を誇り、鈍行の旅が途端に快適になる。14時53分、蒲郡駅で「大垣行き」の新快速に乗り換え、岐阜県関ヶ原駅を目指した。

 この頃になると旅の疲労が蓄積し、岐阜県大垣駅に到着するまで気絶したように眠った。名古屋駅も通過したようだが、まるで記憶にない。大垣駅で普通電車「米原行き」に乗り換え、十数分ほどで関ヶ原駅に到着。歴史の教科書で登場した「関ヶ原の戦い」の決戦地を目指す。

 ここで大変なことに気がついた。まず、日が沈んで暗い。もともと日が沈むことを想定していたが、雪雲のせいで予想以上に暗い。さらに、雪が降り積もっている。

 決戦地までは徒歩15分ほど。しかしそれは乾いた路面状態の話であって、こうも雪が降り積もると思うように歩けない。さらに寒風が吹きつけ、筆者はいっそう震えた。なんの試練だ、これは。

 やばい……いよいよ暗くなってきた。寒さと雪で体力が奪われる。決戦地はすぐそこなのだが、雪に足をとられて前に進めない。決戦地の周りは畑なので、風を遮るものは何もない。雪風がダイレクトに筆者を襲う。これが自然の猛威か(文字では伝わらないのが悔しい)。

 あっ! とうとう決戦地に着いた! しかし……あまりに暗い……。

 凍える手で石碑を撮影し、周りを見渡す。一面の雪景色と荒れ狂う風に、決戦地の険しさを感じさせる。しばらく凍えながら仁王立ちした筆者は、元の道を引き返した。誰も通らない雪道を一歩ずつ踏みしめて、雪風に耐えながら。

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