小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

なぜ「こたつで水ようかん」は福井の冬の風物詩なのか?

2018.02.11

水ようかんといえば、夏の暑い時期につるりと食べるのに最適な和菓子である。しかしある地域では、水ようかんは寒い時期、こたつでぬくぬくとしながら食べる冬の風物詩であるという。そんな慣習があるのは福井県。しかもその水ようかんには約200種類もあるという。

この不思議な慣習について、福井アンテナショップに話を聞いた。

■「こたつで水ようかん」習慣のいわれ

福井では、家族そろって冬の11月~3月頃に、箱入りの水ようかんを食べるのが常識になっているという。つまり福井では、冬の定番スイーツといえば水ようかんというわけだ。

そもそも水ようかんは夏にひんやり、つるっとした食感で食べやすいイメージがあるが、なぜわざわざ冬に食べるのだろうか。ふくいアンテナショップの一つである「ふくい南青山291」の古市宏樹店長(福井県越前市出身)は、次のように話す。

古市店長「福井の水ようかんは、黒砂糖と小豆、それに寒天とシンプルなので、糖度が低く、要冷蔵で保存が効かないため、夏場では腐敗しやすいところがあります。そのため、基本的に福井では、夏場に水ようかんは販売されず、気温が低くなり始める 11月から一斉に販売が始まるのです」

材料も違えば、その食感も変わってくる。

古市店長「福井の水ようかんは、一般的な練りようかんと比べ柔らかく、振れば揺れる逸品。みずみずしく、舌触りは“とぅるんとぅるん”とした感じです。水分が多く、寒天をベースにし、糖分を抑えているため、ヘルシーでやわらかく、黒砂糖のあっさり香ばしい風味もポイントです。この水ようかん、福井では約200種類くらいあるのです」


昭和12年開業 福井県の水ようかんの約7割 のシェアを誇る「えがわ」の「水羊かん」。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年3月15日(金) 発売

DIME最新号はデザイン一新!大特集は「東京ディズニーリゾート&USJテーマパークの裏側」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。