
鍋を買い替えたいと思い立ったら、次は長~く愛せる使い勝手のいい鍋を選びたい。数十年も使える丈夫な鍋を人気料理研究家・きじまりゅうたさんに聞いた。
◎料理によって鍋を使い分けてこそ料理上手!
様々な鍋が世に出回るが、どれが一番いい鍋なのだろうか。
「今回取り上げた4つの素材の鍋、僕は全部持っています。鍋は材質や形によって得意・不得意があるので、何が一番と決めつけず、よく作る料理に合わせて使い分けるといいでしょう」
と話す、きじまりゅうたさん。実際、どう使っていますか?
「普段使いには軽くて機動力のある行平鍋とホーロー鍋が大活躍。野菜や卵をゆでたり、湯を沸かしたり、行平鍋は炒め物にも使っちゃう。頻繁に使うから、常に手に届く場所に置いています。鋳物ホーロー鍋やステンレス多層鍋は、この料理! という時に登場させる、ちょっと特別な鍋。じっくり蒸し焼きにするポットローストには鋳物ホーロー鍋が欠かせない。ステンレス多層鍋は、普段&特別にも使える万能性が魅力です」
料理研究家・きじまりゅうたさん
男のリアルな視点から料理を提案。NHK『きじまりゅうたの小腹がすきました』が不定期放送中。
【ステンレス多層鍋】
保温性の高いステンレスで、熱伝導率の高いアルミなどの金属を挟んだ多層構造。耐蝕性に優れ、丈夫で数十年は持つ耐久性。
●アメリカ生まれのヘルシー多層鍋
ビタクラフト『ヘキサプライ 両手ナベ3.0L』3万1000円
熱伝導性に優れた全面6層構造で、外側は耐久性の高いチタン入り電磁性ステンレスを採用。無水調理が可能で、野菜の栄養をキープ。
〈きじま's EYE〉立ち上がりが早く鋳鉄より軽いので普段使いに重宝。無水調理で野菜スープや煮込みなどが作れる。
[耐久性]★★★
[得意な料理]ほぼ無水のゆで野菜、無油ステーキ、ケーキなど