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2018.01.10

BABYMETALのはるか昔、全米にその名を轟かせた日本人歌姫・ナンシー梅木って知ってる?

 レコード大賞、懐メロ特番、紅白歌合戦、お正月特番……と、年末年始はポップスから演歌まで日本人ヴォーカルを一年で一番耳にするシーズンだ。人気歌手たちは何を夢見て歌っているのか。野球やサッカー、テニスなどスポーツ界では今や世界進出は当たり前のステップとなっているが、近年は歌の世界も同様の傾向にある。

 きゃりーぱみゅぱみゅやperfume、BABYMETALの、世界を舞台にした活動がその好例だろう。ところで、今を遡ること半世紀以上前に全米進出、大成功を収めた一人の日本人歌手の存在はほとんど知られていない。その名はジャズ・ヴォーカリスト、ナンシー梅木。

 ナンシー梅木は1929年(昭和4年)生まれ、本名・梅木美代志(みよし)。彼女は戦後すぐに、進駐軍の将校クラブで歌い始め、アメリカのジャズ・フィーリングを吸収。日本でトップクラスのジャズ・バンドに参加し、注目を集めていた。当時の米軍キャンプや進駐軍クラブは、最先端かつ数少ない洋楽情報源であり、江利チエミや雪村いづみらもそこでジャズを学んだ。1953年梅木は映画『青春ジャズ娘』に出演するなど、ジャズ歌手として国内ではトップレベルの地位をつかんでいた。

知ってる?BABYMETALのはるか昔、全米にその名を轟かせた日本人歌姫・ナンシー梅木

 が、その2年後の1955年には日本を離れ、アメリカを活動の拠点に定めた。同じ時期にジャズを歌っていた、ひばり、チエミが人気と共に歌謡曲に軸足を移していったのとは対極だ。梅木は国内での成功を捨て、ゼロ・ベースで本場に活動の場を移したのだ。

 渡米翌年、CBSテレビの人気番組に着物姿で出演。随所に日本語を混ぜて歌うユニークなジャズは大きな注目を集めた。梅木のストロング・ポイントは、日本人のアイデンティティーを強烈に意識していた点にある。名前もミヨシ・ウメキに改め、「アメリカのジャズ」をそのままのスタイルで表現するのではなく、徹底した東洋志向を打ち出すという戦略だ。これが奏功し、速攻でアメリカ録音のアルバム2枚をリリースするという快挙を成し遂げたのだ。

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