
専用の糸と針、竿や餌を使って、魚介類を捕獲する「釣り」。
その起源は約4万年前の旧石器時代まで遡り、今や漁業は一大産業であり、そして娯楽としても、「リクリエーショナルフィッシング」や「スポーツフィッシング」が、広く世間で楽しまれています。
この様な歴史がある「釣り」ではありますが、魚類を捕獲するには、「餌」の存在が欠かせません。釣り針に、生餌(生きた餌)や疑似餌(ルアー)を取り付けたら、釣り竿に釣り糸と針を取り付けて、魚の居る場所に糸を垂らします。
お目当ての魚が、餌や疑似餌に釣られて針を飲み込んでしまうと、針の先端が魚の口に引っかかる事により、魚を釣る事が出来るという塩梅です。
さて、魚が一番よく好むのが「生餌(いきえ)」です。魚は生きたままの動物を餌として食します。渓流釣りではミミズなどが良く用いられる様です。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0b/Redwiggler1.jpg
そんな楽しい「釣り」ですが、海で小魚を餌にして釣りをする場合、生餌をどうしても準備出来ない事が良くあります。
既に死んでいる小魚を餌にしても、イマイチ食いつきが悪く、疑似餌に変えれば尚更の事、釣りの成果が芳しくない…。
デジタルガジェット全盛のこの時代、既に死んでいる小魚を生き返らせる事が出来る様な、そんな商品は存在しないのでしょうか…?
実はそれっぽい物が有ります。
クラウドファンディングサイト(不特定多数の人がインターネット経由で財源の提供や協力などを行う事)のKickstaterで、死んだ餌の魚を生餌の様にゾンビ化する世界初のロボット式釣り装置「Zombait」が登場しました。
Zombait - A Robotic Fishing Lure Gives New Life to Dead Baitrs