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2018.01.07

【開発秘話】累計出荷数1600万個を突破したサンヨー食品『サッポロ一番 和ラー』

■連載/ヒット商品開発秘話

 日本各地には様々な郷土料理やご当地料理がある。もし、それらをラーメンにしたらどうなるか。そんな考えただけでワクワクするようなラーメンが、サンヨー食品の『サッポロ一番 和ラー』(以下、和ラー)である。

 2016年10月に発売された『和ラー』は、「和文化ラーメン」をコンセプトに開発されたカップラーメン。各地の郷土料理やご当地料理をラーメンにアレンジした。現在、〈博多 鶏の水炊き風〉〈三重 伊勢海老汁風〉〈秋田 きりたんぽ鍋風〉の3種をラインアップ。2017年8月末時点で、累計出荷数が1600万個を超えた。

■「ご当地ラーメン」ではなく「和文化ラーメン」

「和文化ラーメン」というユニークなコンセプトを掲げて誕生した『和ラー』だが、誕生の背景には即席麺市場のトレンドがあった。即席市場では近年、カップ麺が伸びている一方、袋麺が下降基調。こうした市場で同社は、袋麺では『サッポロ一番』という強力なブランドを持っているものの、カップ麺は苦戦していた。成長しているカップ麺の強化・テコ入れは当然の流れであり、2014年秋にカップ麺の新ブランド投入を決定した。

 新ブランドは、とくに伸びているタテ型レギュラーサイズで展開することにした。開発担当の八木央光(ひさみつ)氏(マーケティング本部マーケティング部第一課)は、「タテ型レギュラーサイズで、サンヨー食品としてやれることをやってチャレンジしよう、ということになりました」と振り返る。


サンヨー食品
マーケティング本部
マーケティング部第一課
課長代理
八木央光氏

 では、『和ラー』のコンセプトである「和文化ラーメン」はどうやって導いたのであろうか? そこには、「日本回帰」という消費者の嗜好変化にあった。食を例にとっても、「B-1グランプリ」が盛り上がったり、ご当地B級グルメが地域活性化の起爆剤として定着するなど、この何年もの間、日本国内への注目が高い。この傾向から、日本をモチーフにしたカップラーメンをつくれば、お客様に受け入れられるのでは? と判断。それに、和テイストのラーメンは他になく、味のポテンシャルも高いと考えられた。

 ただ、「和文化ラーメン」というコンセプトは最初、社内でなかなか理解してもらうのが難しかった。発売前で詳細を明かせないという事情があったにせよ、「ご当地ラーメンじゃないの?」と言われてしまうことも珍しくなかった。「ご当地ラーメンと郷土料理をラーメンにすることの違いを説明することが大変でした」と八木氏は振り返る。

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