■パタンとたためばスリムに収納。美しく、遊び心がにくい
登山用バーナー&ランタンで評価の高いプリムスも、シンプルでゴージャスなキャンプ向き焚き火台「カモト オープンファイアピット」を発売している。
組み立ては本体をX型に広げ、側面のウインドシールドとロストルをセットするだけ(38×45×33cm、収納サイズ38×52×6cm)。底面は灰受けの役割もになっている。すべて平面の組み合わせなので手入れも簡単だ。ステンレスと、パウダーコーティングされたスチールを採用しており、北欧らしいモダンなデザインも大きな魅力。
カモト 『オープンファイアピット S』(1万6000円)。奥は足を取り外してオープンファイアピット Sに載せられる、オープンファイアパン S(1万2000円)
■問い合わせ先 イワタニ・プリムス
専用の網がついているので焚き火だけでなくBBQも楽しめる。ロストルや側面の空気孔は三角形の組み合わせ。ここらへんも北欧らしい遊び心といえる
カモト本体の縁は刻みが入っていて付属ではない焼き網や串を置いてもずれにくい
■たっぷり薪をくべられるのに薄型収納を実現
バイク・ツーリングなど少人数でのキャンプ向きでは、UCOの焚き火台に注目。
UCOは“灯り”をテーマとしたブランドで、コンパクトなキャンドルランタンで知られているが、近年はLEDランタンの開発にも意欲的だ。そのUCOが「火を楽しむ」をテーマとして発表したのが「フラットパックポータブルグリル&ファイヤーピット」。
がっちり薪を受け止めてくれるV型の本体(36.2×25.4×26.0cm)は、閉じると厚みは3.5cmになるのでパックの背面に差し込んだり、バイクのキャリアにくくりつけたりしてもまったく支障がない。
UCO フラットパックポータブルグリル&ファイヤーピット(5500円)
■問い合わせ先 モチヅキ
BBQ用の焼き網とハンドルは付属されているが、底に置く灰受け用トレイや網はない。じつにシンプルな構造だ。側面の穴やつなぎ目に隙間が目立つが、これにより燃焼に必要な空気が適度に入ってくる。決して燃えすぎることがなく、静かに長く焚き火を楽しめるのがいい。側面の穴は、ターボライターや長いマッチなどを差し込んで着火するためにも使える