
超高級スポーツカーのNSXから国民車と言えるコンパクトカーのフィット、ミニバンのステップワゴン、バイク、そして船外機などを製造、販売しているホンダ。中でも一般ユーザーにあまり知られていないのがパワープロダクツ部門だ。
いやいや、除雪機や耕うん機、草刈り機のHONDAブランドは有名だぞ・・・という声も聞こえてきそうだが、ここで紹介したいのは、発電機とともに注目され、用意されている蓄電機。
2017年の夏の終わりに登場したハンディータイプ蓄電機「LiB-AID E500」はHonda独自の正弦波インバーター技術による高品質な電気の供給が可能な、最大出力500W(VA)のハンディータイプ蓄電機。
なぜここで改めて紹介するのかと言えば、一般的なガソリン車のオーナーが、HVモデルにある100V/1500Wコンセントのように使える利便性の持ち主だから。
オデッセイHVなどに装備される100V/1500Wコンセントは、アウトドアでコーヒーメーカーや電気ポットなどが使えるほか、災害時の非常電源として使える便利さを持っている。が、ガソリン車でそうした装備はなく、12Vのアクセサリーソケットや最近増えてきたUSBコンセントを備えるだけ。そこから電気を供給し、使えるのはスマートフォンなど小電力機器に限られてしまう。
ところが、この家庭用コンセント、もしくはクルマのアクセサリーソケットから充電できる、繰り返し使えるリチウムイオン電池を搭載した「LiB-AID E500」を車内に備えておけば、ドライブ先などでポータブル電源としてあれこれ使えることになる。