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ミドルクラスのミニバン『ステップワゴン スパーダHV』の使い勝手を検証

2018.01.06

では、ライバルたちとの性能比較評価はどうか。動力性能はステップワゴン・スパーダHV→ヴォクシー&ノアHV→セレナS-HV。乗り心地はヴォクシー&ノアHV→ステップワゴン・スパーダHV→セレナS-HV。静粛性はステップワゴン・スパーダHV→セレナS-HV(比較的非力なのでエンジンを回す機会が多い)→ヴォクシー&ノアHV(エンジンのこもり音が盛大)の順。操縦安定性に関してはステップワゴン・スパーダHV→ヴォクシー&ノアHV→セレナS-HVとなるものの、実は安定感は拮抗。全車、カーブ、山道、高速レーンチェンジなどで不安になることなどまずない。

ミニバン選びで重要な2/3列目席の居心地、シートのかけ心地では、2/3列目席ともに圧倒的に静かで、ビリビリしたシート&フロア振動が小さく(2列目席は横スライド機構を持たないのが要因のひとつか?)、2列目席のシートのかけ心地が上級で、3列目席のかけ心地&広さで褒められるのはステップワゴン・スパーダHV。また、3列目席片側を格納した横に乗車しても、唯一床下格納ゆえ、格納側のリヤクオーターウインドーの視界が妨げられないところもステップワゴンの優位性と言える。


居心地抜群の2列目席だがクラス唯一横スライドなし

ヴォクシー&ノアHVの2列目席はトヨタのサルーン的と言える重厚で大人っぽい乗り心地を示すものの、路面によってビリビリした振動がフロア、シートに伝わりがち。3列目席はお尻が滑りやすく、かけ心地の落ち着き感に欠ける点が気になるところ。

セレナの2/3列目席はビリビリしたフロア&シート振動こそ少ないものの、比較的エンジンを高回転まで使いがちのため、特に登坂路、高速走行時の静粛性でライバル2車に劣り、路面によって足回りのバタつきが伝わりやすい。お尻が滑りやすいシート地、3列目席に座った時、2列目席下につま先がまったく入らず、足元の自由度に欠ける点も残念な部分と言える。

そんなわけで、新型ステップワゴン・スパーダHVはファミリーミニバンに求められる運転のしやすさ、全列、全席のせ居心地の良さ、そしてヴォクシー&ノアHVに匹敵するHV感の強さ、圧倒的な動力性能、静粛性、バックドアからも人や犬や乗り降りでき、車体後方にスペースがないところでもラゲッジの荷物を出し入れしやすいわくわくゲートの横開きドアの採用、トヨタセーフティセンスC採用のヴォクシー&ノアHVになく、セレナS-HVより作動上限が高い0~135km/hに対応するACCの装備など、現時点でミドルクラスボックス型ミニバンのベストバイだと言ってしまいたい。


写真はMC前の車両のわくわくゲート


わくわくゲートは人も犬も乗降可

文/青山尚暉

モータージャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。自動車専門誌の編集を経て、現在、モータージャーナリスト、愛犬との快適安心なカーライフを提案するドッグライフプロデューサーのふたつの肩書を持つ。小学館PETomorrowでも「わんこと行くクルマ旅」を連載中。最新刊に「愛犬と乗るクルマ」がある。

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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