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この冬の京都の見どころは明治維新150年記念と西郷隆盛

2018.01.05

西郷と月照は共に入水自殺を図り、西郷は助かったが月照は亡くなった。この山頂は戦を始めてから勝利するまでの足跡を表している西郷ゆかりの場所だが、隠れ家であったため文書には残されておらず表には出てきていない。だが、歴史の裏のもっと裏に想いを馳せるといろいろなことが見えてくると思う」(杉井玄慎さん)

西郷と月照が密議を重ねた茶亭「採新亭」は現存していないが、東山36峰のひとつ慧日山の裾野にあり、猿や猪などの野生動物が多く棲む人気のない場所だったため、新選組や幕府の追手を逃れ、謀議をするには格好の場所となった。

本堂では島津家ゆかりの火鉢や重箱、西郷直筆の掛け軸、徳川十五代将軍慶喜筆の掛け軸など寺宝を特別展示している。火鉢は島津家から近衛家の養女になった篤姫が即宗院に立ち寄った際に使用したもの。また、西郷が好んで使った言葉で西郷の揮毫を模写した「敬天愛人」と徳川慶喜の「悠然として果報を得る」の掛け軸を並べて展示している。

「噴火や台風、大雨など自然災害の多い薩摩では、生きていることに価値があった。生きる価値を知っていた西郷の言葉は自然を敬う、畏れるということを表し、生き残った人々は互いを許し合う、助け合うという意味が込められている。一方の15代将軍徳川慶喜の掛け軸は、のんびりと悠然として構えていれば良い報告が来るというもの。鹿児島県立図書館館長の原口泉先生がおっしゃるには、大政奉還は無血開城だったが、朝廷には全国的な組織も金もなく、いずれ行政は徳川に戻るだろうという想定で大政奉還したという下地があったとのことで、最後は幕府が勝つと慶喜は思っていたらしい。殿様として生まれ育ち忖度をする人間ばかりに囲まれていた境遇なので、島津公に逆らっても自分の信念で動く西郷とは対照的な生き方だった。生まれた背景を引きずりながら、同じ時代に生きた人物の違いを知ることも歴史の面白さであるので敢えて並べて展示している」(杉井玄慎さん)

西郷の直筆の掛け軸は、大久保利通と木戸孝允の征韓論に敗れて下野したときの明治7年に書いたもの。また、鎌倉時代の公家であった関白・藤原兼実の山荘「月輪殿」跡である庭園も特別公開される。

 

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