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2018.01.05

定番進化、懐か新玩具、セルフプロデュース、未来に期待を感じさせる過渡期のヒット商品

2017年のヒットは、時代の流れをとらえながら生まれた〝キーワード型〟がメイン。話題のAIガジェットからスーパー中学生まで、10のキーワードでヒットを振り返る。前編に続いて、その続編をお届けしよう。

◎来年に期待を感じさせる過渡期のヒット商品たち

 2017年は、AI、シェアリング、ゴージャス旅といった、様々なトレンドキーワードの中から、多くのヒット商品が誕生した。趣味嗜好の多様化が進む中、こうしたヒットが生まれてくる理由を、みずほ総研の岡田豊さんは、世の中がニッチな方向に向かっている証しと分析する。

「価値観の多様化した現代、独り勝ちといえるのが『ニッチ市場』。〝ニッチなのに〟ではなく〝ニッチだから〟売れる消費動向に移行しました。ブランドや商品への信頼で商品を買うロイヤリティーの高い人がニッチ市場には多く、その典型である『ゴージャス旅』のような高額商品は、この層に支持されてヒットしたといえます」(岡田さん)

 今年のヒット商品・サービスにおけるもうひとつの特徴は、時代が変化する〝過渡期〟にあると分析する。

「今年を象徴するキーワードである、AI、宅配革命、シェアビジネスはいずれも日本では始まったばかり。まだ過渡期にあり、マスに広がるのは、サービスや商品の出揃う来年以降になります。この中では、宅配革命の「UberEATS」に注目しています。好きな時間だけ働けるという〝労働力のシェア〟を具現化したことは、宅配サービス以上に画期的でした。需要の伸びている家事代行もシェア型の働き方です。東京以外でも働き手を確保できるかが、拡大するための課題といえますね」(岡田さん)

 さらに、「ダ・ゾーン」や料理動画などの動画コンテンツや、将棋の世界やスポーツ界をにぎわせた「スーパー中学生」というキーワードにも、過渡期という言葉が当てはまるという。

「2017年のヒットを一括りにすると〝これから〟という言葉で表わすことができるかもしれません。従来のヒットは『その年だけのシンボル』でしたが、今年流行ったモノ・コトは、今年と来年にまたがって、さらに大きくブレークする可能性がある。そこが、例年にはない特徴ですね」(岡田さん)

 それでは、編集部が読み解いた10個のキーワードをもとに、2017年を彩ったヒット商品を振り返っていこう。

■ keyword 4[ セルフプロデュース ]

セルフプロデュース

ボディーメイクや、ムダ毛処理、消臭など、自分のルックスや印象を、自ら最大限にアップさせるモノ・コトも大躍進。「ライザップは結果の〝見える化〟がヒット要因。美容機器やコスメも、売るだけではなく、使った結果が見えるサービスをセットにすれば、さらなるブレークスルーになる可能性も」(岡田さん)

●8か月で460万本 ※2017年2月〜10月 花王ビオレ・メンズビオレデオドラントZ累計出荷数量

メンズビオレ『薬用デオドラントZ』01 メンズビオレ『薬用デオドラントZ』02

メンズビオレ『薬用デオドラントZ』
オープン価格(実勢価格約700円)
たくさんの汗に効く新発想の汗速乾デオドラント。ワキと足指に塗れるエッセンスと、手を汚さずに塗れるロールオンがある。

●3か月で2万台(予想の4倍)

パナソニック『ボディトリマーER-GK60』

パナソニック『ボディトリマーER-GK60』
オープン価格(実勢価格約9000円)
丸みのある幅広の刃先で肌にやさしく剃れる、風呂対応の防水トリマー。長さを3段階に調整可能な3つのアタッチメントが付属。部位に合わせて使い分けられ手入れができる。

ボディトリマーER-GK60
剃るのが難しい部分もスッキリ。蒸れる、見苦しいなどの悩みが多いアンダーヘアの処理に使える点もヒットの要因だ。

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