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エアモーションツイーターを採用したoBravoのイヤホン『eamt-1w』

2018.01.05

■ウーハーの口径の違いで音楽全体の印象が変わった!

MASS-Kobo『model404』にウーハー口径10mmの『eamt-3a』をバランス接続する。Susan Wong「My LIVE Stories/Desperado」(96kHz/24bit)を聴く。その後、『eamt-1w』に交換すると、ピアノのペダルを踏む音が聞こえる。唇の震える感じ、ボーカルの温かさが伝わる。低域の解像度が高まりピアノ音がクリアーで高域とのつながりが自然になった。低域はタイトなので量感自体は変わらない。鍵盤のアタックに芯があり、音楽全体の見晴らしが良くなった。低域にかかっていた霧が晴れたようだ。以前、『eamt-3a』を試聴した時、コンプライ系のイヤーチップを使うと低域の量感がアップしてバランスがいいと書いたが、あれは今思うと苦肉の策で、高域に負けている低域を何とか引っ張り出そうとしていたのだ。Desperadoはピアノと女性ボーカルだけのシンプルな構成なので、同じAMTを使っているなら、そんなに違いはなかろうと思ったのだが、予想は裏切られた。

それでは低音がたっぷり入っている宇多田ヒカル「Fantôme/花束を君に」(96kHz/24bit)ではどうなるだろうか。ここまで低音が溢れてくると口径13mmでも完全には再現できない。やはり『eamt-1w』は高域の解像度重視と言えるだろう。低音中心となるとBA型のマルチウェイやカスタムイヤモニのハイブリッド型の方が有利である。しかし、前述のDesperadoを聴くと、これらのイヤホンでは中低域に厚みがありすぎてボーカルよりもピアノの演奏が前に出てくる。同じ曲とは思えないほどバランスが変わってくるのだ。また、BA型は音の粒立ちを鮮明に、輪郭をクッキリ描く傾向があるが、AMTは解像度は高いがエッジがシャープにならず、他の方式では得がたい音だ。ウエットにならず、どこまでもサラサラとしてスーラの点描画のようだ。なめらかさに埋もれた音を再び見せてくれる。『eamt-1w』はそんな新たな音に出会える希有なイヤホンなのだ。


手前が『eamt-1w』、奥が『eamt-3a』。サイズは同じだがウーハーの口径が違う。

写真・文/ゴン川野

オーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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