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2018.01.04

薬に頼らず健康に長生きするための心得

 薬学部の新入生は、最初の講義でよく、「クスリは毒です。みなさんクスリを飲んではいけません」と教えられるらしい。クスリとは本来、病気や体の不調を治したり、病気になるのを予防するためにあるもの。先の薬学部の話が本当だとしたら、かなりショックなことである。いま現在、継続的にクスリを服用している人は、気が気でないだろう。『クスリに殺されない47の心得』(アスコム刊)は、クスリから離れて幸せに長生きするための心得集。クスリを服用することのリスクを説くほか、クスリの減らし方や、クスリに頼らない健康な体をつくる健康法なども紹介する。本書によれば、クスリが必要なケースは、

◎心筋梗塞などの、命にかかわる症状がある場合

◎そのクスリを飲んだことで、飲む前より明らかに健康状態がよくなっている場合

の2つ。断薬によってクスリから自由になり、元気に長生きするための心得を説く。

 

■クスリの副作用を教えない2つの背景

 クスリが毒で、飲んではならないものだとしたら、飲むとどうなるか? はっきり言えば、副作用に襲われる可能性がある。その副作用について著者は、「医者は副作用を、ちゃんと教えない」と指摘する。副作用が出ることを承知していても、そのことを教えない理由を、本書では明確に断じてはいないが、そういうことが起こり得る2つの背景は浮き彫りにしている。

 第一の背景は、製薬会社が大学医学部の大スポンサーになっていること。本書によれば、日本製薬工業協会のメンバー企業である70社とその子会社2社が2012年に医学界に渡した研究資金は4827億円。同じ年の国の医療分野に対する研究予算が1955億円であるから、製薬会社から提供された研究資金がいかに突出しているかが理解できるだろう(同著・第1章43ページより)。

 製薬会社は医療を支える神様のような存在。しかし最近では、降圧剤『ディオバン』の製造元の社員(当時)が身分を偽って大学の研究に加わって研究データが操作されるなど、問題も発覚している。データ一つで年間売上が左右されるため、製薬業界は行き過ぎた行為が横行しやすい体質であることを疑われても仕方がない。これに対し医療界は、スポンサーである製薬会社に何も言えず、癒着を疑われても仕方がなくなっている。こんな現状であれば、副作用があるとわかっていても使わざるを得ず、患者には教えないというもの理解できるだろう。

 そして第二の背景が、学会が定めるガイドライン(治療指針)の存在。ガイドラインを離れて治療を行なうということは、すべて自己責任の一匹オオカミでやっていくことを意味する。著者は、ガイドラインは治療やクスリの「始めどき」に大変詳しく、「やめどき」は手薄だ、と言い、その結果として次の点を指摘する。

「医療産業は『病気と見れば、あらゆる手を尽くしてとことん治療する』という哲学で発展してきたので、『様子を見る』とか『治療をやめる』ことは撤退、敗北です」(同著・第1章58ページより)

 日本で医者として活動するには、ガイドラインの遵守は絶対。つまり、一度ガイドラインに沿って処方されたクスリは、処方し続けられることになる。ということは、副作用が出てもクスリを服用なければならない可能性もある。これでは、生きた心地がしない。

薬に頼らず健康に長生きするための心得

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