
本格ステーションワゴンとして世界最高峰の車格、安全性能を誇るボルボV90の2018年モデルに試乗した。
内外装に大きな変更はないが、特に進化したのが安全性能とインフォテイメントシステム回り、そして乗り味である。
まず新機能として注目したいのがインテリセーフと呼ばれる先進安全運転支援機能のアップデート。カメラの画角UP、反応の向上に始まり、ACC(アダプティブクルーズコントロール)の作動範囲の拡大、ブリスと呼ばれるブラインドスポットインフォメーションシステム&対向車線衝突回避支援機能にステアリングの自動修正機能が加わるなど幅広い進化・深化が見られる。ボルボの場合、安全装備に関してオプションはなく、全グレードにすべてが標準装備されるのも、ボルボの良心、らしさと言っていい。
例えばブリスを試してみると、車線をうっかりはみ出すと、警告だけどなく、自動的にステアリングが車線内に引き戻してくれるようになったのだが、その作動は実に自然かつドライバーに車線のはみ出しを認識させるにちょうどいいさじ加減だった。