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○○を毎日書き続けると、ネガティブな感情とうまく付き合えるようになる?

2018.01.03

■仕事の「嫌なこと」を徹底して解決し続ける、トヨタの「カイゼン」文化

「嫌なこと」というのは、ビジネスにも生かせる。そう聞いたら、ビジネスパーソンだったら前向きに活用し、仕事に生かそうと気になるのではないだろうか。本書では、「嫌なこと」に注目してビジネスで活用している企業の例を多数紹介している。

 その中の1つが、トヨタ自動車だ。トヨタは、仕事における「嫌なこと」を徹底して解決することを追い求め、「カイゼン」という企業文化を育んだことで有名。徹底的にムダをなくし、仕事の効率を上げることを日々考えている。そのために重視しているのが日々の改善活動であり、改善すべきムダは、「嫌なこと」だと気づいているのに放置していることだという。

 トヨタの「カイゼン」文化については他の文献に詳しく記されているので、これ以上の説明は省略するが、本書では次のように、仕事における「嫌なこと」の発見の意義を説いている。

「トヨタの『カイゼン』のレベルになれるかどうかはともかく、あなたも嫌なことに注目すると『カイゼン力』を身につけることができます。(中略)小さな嫌なことも、積み重なれば大きなストレスになります。『カイゼン力』をつけて、余計なストレスとはオサラバしましょう。そのためにも、『嫌なこと』に注目できるようになることです」(同著・第3章96-97ページより)。改善によってムダな時間がなくなれば、どうなるか? 本書ではこう言い表している。

「ムダがなくて上手に時間を活用できるということは、トヨタの人たちは自分のために自由に使える時間を持っているということにもなります。同じ仕事なら早くすませて、勉強の時間にしたり、趣味や、家族のために使う。そうすることで、いまよりもっと充実した人生を送ることができるはずです」(同著・第3章95-96ページより)

 トヨタ以外にも、「嫌なこと」に注目しビジネスに活用した例として、本書ではユニクロやアイリスオーヤマ、ミツカン、福井商工会議所などにおける活用事例を多く紹介。「嫌なこと」を商品開発などに活用しているのかが詳述されているが、こうした企業・団体に共通しているのは、「嫌なこと」をビジネスチャンスや業務効率化のチャンスだと捉えていること。不満や不便といった「嫌なこと」を解消できれば、社業の発展に寄与すると考えている。「嫌なこと」には組織外・組織内問わず、顧客心理が隠れていると心得るべきである。

 正直に言えば、「嫌なことノート」には最初、半信半疑な面があった。しかし、本書はノートの書き方といったノウハウの部分はもちろんのこと、「嫌なこと」の活用事例も豊富に掲載しており、説得力が高い。特別難しいことではないので、気になったら即実践してみよう。なお、「嫌なことノート」を書き続ける自信がない人のために、本書では継続のポイントとして次の4点を挙げる。詳しくは第5章で詳述しているので、参考にしてみてほしい。

●ゲーム感覚で楽しむ
●テレビ、雑誌、本などのメディアや街で発見する
●すべての「嫌なこと」を解決しようと思わない
●「嫌なことノート」を定期的に振り返る

■関連情報

書くだけに人生がうまくいく嫌なことノート

『書くだけに人生がうまくいく嫌なことノート』
アスコム刊/嫌なことノート普及委員会著
800円+税

文/大澤裕司

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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