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2018.01.03

愛車に人格を感じるドライバーほど事故を起こしやすい!?

あまり親密になるのも危険!?近い未来の“しゃべる愛車”事情

 痛ましい自動車事故が後を絶たない——。アメリカの研究機関がドライブレコーダーの映像などをもとにして、事故を起こしやすい状態にあるドライバーについての研究を発表している。

■ビッグデータからみる自動車事故の要因

 アメリカの道路交通調査機関、バージニア・テック・トランスポーテーション・インスティテュートが今年1月に学術誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」で発表した研究は、車外と車内にカメラを装着した車両3500台の、3年間に及ぶ記録映像を分析して自動車事故の発生要因を探った興味深いものであった。ドライブレコーダーと同じく車両の前方と後方をとらえた映像に加えて、運転手の状態を記録した車内映像も同時に収録されている。また映像だけでなく、GPSレーダーやセンサー類のデータも収集された。

あまり親密になるのも危険!?近い未来の“しゃべる愛車”事情
Huffington Post」より

 3500台の3年間の記録の中で、何からの事故は1600件にものぼり、その中で905件は程度の重い事故であった。そしてこのビッグデータから事故の発生要因を突き止めて分類し、それらの要因が一般的な運転に比べてどの程度事故リスクを高めているのかが計算されて示された。ちなみに事故の要因トップ2は下記の通りだ。

●スマホなどの携帯端末の操作
 運転中にスマホなどを操作することは、データ上からもやはり大きな危険行為であることが浮き彫りになった。運転しながらのスマホ操作で事故リスクは12倍にもなるということだ。

●極端な感情の乱れ
 運転中の怒りや悲しみ、泣き叫び、あるいは並走しているドライバーを挑発するなどの極端な感情の乱れもまた、当然のことながら事故リスクを高めている。平静時のドライブに比べて事故の危険は9.8倍にも高まる。

 この2つの要因が群を抜いて事故リスクを高めているのだが、ほかにも運転中の携帯電話での通話は事故リスクを2倍にし、続いて運転中のリーディングと執筆、GPSカーナビなどの車内機器の操作、疲労、10代後半以上の同乗者との会話や交流などが事故リスクを高めている。もちろん言うまでもないことだが、飲酒及び酒気帯び運転はこれらの要因以上に事故の危険を高めている。

 面白いことに(!?)、カーステレオの音楽のリズムに合わせて軽く踊りながらの“ノリノリな”運転は事故リスクを高めるものではなく、女性ドライバーが運転の合間合間にメイクをすることも特に事故リスクを高めていないということだ。さらに興味深いのは自分の子どもなど幼い子どもの同乗者との会話は、事故リスクを平均より低めているという。これは自分以上に乗せた子どもの身を気遣っているからではないだろうか。

 スマホ画面や書類を眺めたり、車内の機器を操作したりすることは前方から視線を外す行為であり明らかに危険であるが、“心ここにあらず”という状態を引き起こす感情の乱れもまた大きな事故リスクであることが今回の研究でわかることになった。ビッグデータ解析から得られたものであるだけに運転の際には思い返してみたい話題だ。

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