人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

鉄道ファンでなくても一度は乗ってみたい大人気デザイナーズ列車

2018.01.02

ユニークな趣向を凝らした列車が全国各地で活躍している。多くはデザイナーやアーティストがプロデュースしたものだ。そんな「デザイナーズ列車」の人気の秘密を探る。

◎異分野のプロの参入で鉄道車両の形が変わる

 デザイナーズ列車のひとつの流れを作ったのが水戸岡鋭治さん。民営化間もないJR九州で、国鉄時代の古い車両を改造して多様なテーマ性を持たせた列車を創出し、多くの人々に受け入れられた。経営難に苦しむ全国の鉄道会社は、水戸岡さんに観光列車のプロデュースを依頼。木の素材を取り入れた温かみのある内装の列車が各地に広がっていく。それは地方鉄道の再生と地域活性化の道筋をつけただけでなく、単なる移動手段だった鉄道に「乗る楽しみ」という新しい付加価値を生むことにもつながった。

「地域の人たちに旅を楽しんでもらえる列車こそが、観光列車と呼べるものです」

 そんな水戸岡さんが手掛けた列車の集大成が、「ななつ星in九州」。クルーズトレインという新しい列車旅の方向性を見いだし、JR他社に影響を与えた。

「可能な限り、いまだかつてないオンリーワンを目指して、総合的で創造的なデザイン計画をすることを志に、これからも取り組んでいきます」

 水戸岡さんの功績により、それまで鉄道会社の設計担当者が携わることの多かった車両の内外装を、社外のデザイナーに依頼した列車が増えた。JR東日本の車両に多く携わったKENOKUYAMA DESIGNの奥山清行さんは、カーデザインの発想を生かしえ独創的な車両を生み出し、鉄道車両の形を大きく変えた。その代表が秋田新幹線車両E6系や新しい通勤型電車のE235系だ。

「伝統文化を振り返るだけでなく、未来の日本の文化をデザインしていきたいですね」

 そのコンセプトで生まれたのが「トランスイート四季島」だ。

「日本の鉄道文化の技術力とおもてなしを味わっていただく、鉄道のテーマパークを目指しました」と語るように、ものづくり日本にふさわしい、沿線地域の工芸品を設えた走るミュージアムとして仕上げた。

 さらに、最近は建築家や写真家など、これまで鉄道とは無縁だった異分野のプロを起用する列車が増えてきた。新発想による車両やサービスで差別化を図りたい鉄道会社の思いが見えてくる。一層の多様化の波が鉄道車両に押し寄せている。

《 未来の日本の文化をデザインする 

奥山清行さん
KEN OKUYAMA DESIGN

奥山清行さん
フェラーリなどのカーデザインで世界的に知られる。JR東日本をはじめとする鉄道車両も多く手がけ、斬新なスタイルが新風を巻き起こした。

SL銀河 SL銀河 きっぷ

■JR東日本 SL銀河
釜石線を走るSL列車。宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』をイメージし、濃紺の車体に星座などが描かれている。車内には小型プラネタリウムや星にまつわる展示も。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年11月15日 発売

DIME最新号の特別付録は「スタンド一体型簡易スマホジンバル」!今年から5年先のトレンドまで丸わかり!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。