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海外滞在時にサイバー犯罪から身を守る術

2018.01.01

正月休みを利用して海外に出かけている人、これから出かける人も多いだろう。最近では、滞在先で様々なサイバー犯罪の被害に遭う人も増えているが、実際にどのような人が、どんなシチュエーションで被害に遭っているのだろうか。Kaspersky Labが以前、欧州、ロシア、中南米、アジア、北米の23か国の企業に勤める1万1850人を対象に、海外旅行および出張時のインターネットセキュリティに関する実態調査を行なったところ、18%の人が実際にサイバー犯罪の被害に遭ったと答えていることがわかった。

■海外渡航者の44%は、空港を出るまでにオンライン

海外に到着した際、「空港を出る時にはすでにインターネットに接続している」と回答した人は、44%に上った。接続の目的は、家族に無事到着したことを知らせるため(69%)、旅行情報のダウンロード(39%)、仕事のプレッシャー(38%)、いち早くSNSにつながりたい(34%)、できるだけ早くインターネットにつながるのは本能的なもの(34%)などがあった。海外出張の場合、企業の役員クラスの59%は「常に連絡がとれるだろう」という周囲からのプレッシャーから、「渡航先に到着したらできる限り早くインターネットに接続する」と回答した。出張者の6人に1人は到着ターミナルに着くまでに、業務用のデバイスでインターネットに接続していた。

■82%が無料のWi-Fiに接続

海外滞在中にパケット通信料が高額になる“パケ死”を避けるため、多くの人が無料のWi-Fiを利用している。今回の調査では、82%の人が無料のWi-Fiに接続していると回答した。無料で利用できるWi-Fiの中には、通信が暗号化されていないものや、ネットワークの提供元が不明なものが存在する。そのようなWi-Fiは、デバイスの通信データを盗み見られたり、ウイルスなどのマルウェアに感染させられることもある。特に提供元が不明なWi-Fiは、悪意ある人が設置したネットワークの可能性もあるのだ。

スマートフォンやPCには、個人情報や業務で扱う機密情報のほか、プライベートな写真やメールなど、さまざまな情報が保存されている。通信データを見られるということは、友人とのメッセージのやり取りやSNSのアカウント情報、オンラインバンキングやインターネット決済で使用する口座やクレジットカード情報など、重要な情報をのぞき見られる危険性がある。

海外旅行および出張時のインターネットセキュリティに関する実態調査

■18%が海外滞在中にサイバー犯罪の被害に遭ったと回答

海外滞在中でも普段通りにインターネットを利用することは当たり前になっている。海外滞在中もサイバー犯罪者の攻撃から逃れることはできない。海外滞在中にサイバー犯罪の被害に遭った人の割合は18%、うち9%がネットショッピング中、6%がオンラインバンキング中、7%がメール経由でマルウェアに感染するなどのサイバー犯罪に巻き込まれたと回答している。Wi-Fiに接続された状態で機密情報を扱うWebサイトにアクセスしている人は33%、うち半数近くはオンラインバンキング(48%)やネットショッピング(46%)などを利用していると回答した。こういった行為は、データの盗難に遭いやすくなるもの。

■5人に1人は旅先でデバイスを預けた経験がある

休暇中はスマートフォンなどのデバイスに対しても不注意になる傾向がある。調査対象のほぼ5人に1人は、「自分のデバイスをホテルのフロントに預ける」、「見知らぬ人にスマートフォンを渡して写真を撮ってもらったことがある」と回答している。また、「カフェのテーブルの上など公共の場にデバイスを置きっぱなしにして目を離した経験がある」と答えた人は28%、海外では自分の言語が理解されないだろうと、「秘密の内容を公共の場で口にしている」と答えた人も35%に上った。

さらに、充電スポットでスマートフォンのデータが盗まれる可能性もある。駅や空港の構内、ホテルのロビーやカフェなど、さまざまな場所に充電スポットがあるが、USBポートの先には、何につながっているかわからない。スマートフォンのデータが見られたり、マルウェアに感染させられる危険もある。

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