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2018.01.06

「BB-8」はポスト・イットの落書きから生まれた!?スター・ウォーズ制作の舞台裏

ILM(Industrial Light & Magic)

ジョージ・ルーカスが誰も見たことのないような特殊効果を生み出すべく創設したILM(Industrial Light & Magic)。ここで働く2人のアーティストが『最後のジェダイ』に登場するメカが生まれた背景を語ってくれた。

【大型化して重量もアップ!!!犬からゴリラへ。より凶暴な姿にしたAT-M6】

AT-M6
AT-M6

正式名称は全地形対応メガキャリバー6(All Terrain Mega Caliber Six)。『エピソード5』に登場したAT-AT(写真右)の約1.5倍サイズで、超巨大!

成田昌隆さん
ILM CGモデラー

成田昌隆さん
46歳で証券会社のサラリーマンから米VFX業界へと転身。『フォースの覚醒』など多くの作品に参加している。

◎ 『スター・ウォーズ』の世界の美しさはシンプルなこと

『エピソード5』で、脚部分にケーブルを巻かれて倒されたAT-ATが進化したAT-M6を手がけたのは、CGモデラーの成田昌隆さん。実はある動物をデザインコンセプトにしていたと明かす。

「昔のAT-ATは、言ってみれば犬のような戦車。戦車はクローラーで動きがにぶいけど、4本の脚を付けることでどこにでも行けるようにした、というのが基本的なコンセプト。ライアン・ジョンソン監督とコンセプトアーティストは『今回は犬より獰猛(どうもう)な動物にしよう』と考え、ゴリラをイメージしてデザインしたのです。社内では〝アトアトゴリラ〟って呼んでいました(笑)」

 ゴリラのように後ろ側に曲がった前足が特徴のAT-M6。大型化して重量を増すなど、レジスタンスの攻撃にも耐えられるよう改良されているそうだ。

 そんな『スター・ウォーズ』のメカデザインには、独特の世界があると成田さん。

「それは旧3部作から継承されているもの。当時はCGがない時代ですから、模型を作って、それをカメラで撮影し、合成していました。その模型には日本製のプラモデルのパーツを貼り付けてメカっぽさを出していたのですが、よく見ると野暮ったい。けれど、それが『スター・ウォーズ』らしい世界観を創り出していました。その作業を、僕はCGでやっていますが、気をつけているのが〝やりすぎない〟こと。『スター・ウォーズ』のメカの美しさは、シンプルさにあります。バーンとシンプルな平面が続き、その一方でゴチャゴチャとした面がある、というデザイン上のリズムが重要なのです。あと基本的に斜めの線は使わない。どこか未来的になってしまうんですよ。だって、『スター・ウォーズ』は〝遠い昔〟の話ですから(笑)」

ILMにあるミレニアム・ファルコンの模型
ILMにあるミレニアム・ファルコンの模型。ボディーの表面にゴチャゴチャ付けられていたのは、日本製のプラモデルのパーツだった。

壁のように並んで進むAT-M6
壁のように並んで進むAT-M6。その姿は、『エピソード5』で描かれた惑星ホスの雪原での戦いを想起させる。 

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