
■バーバースタイルが人気
ここ最近、お洒落なバーバーがすっかりブームとなっているのをご存知だろうか? 都内をはじめ、全国で続々と店舗がオープンしているのだ。
なぜ人気かというと、トラディショナルなヘアはスーツスタイルと相性が良く、お洒落で上品だからだろう。このトレンドはアメリカやヨーロッパのバーバーが火を着けたとされていて、オランダ・ロッテルダムにある「SCHOREM(シュコーラム)」は、世界中から注目されている最もアツいバーバーだ。
■フェードと刈り上げってどう違うの?
「バーバースタイル」の極みはFADE(フェード)といえるかもしれない。フェードとは、刈り上げのことで、普通の刈り上げが3mmから15mmくらいの長さなのに対して、フェードカットでは0mmまで(髪型にもよる)刈る。地肌のような状態からグラデーションをする、その技術がバーバーの腕の見せ所のひとつになる。
■フェードが決まる、大人気の電動バリカン「WHAL(ウォール)」
完璧なフェードを目指すバーバーたちにとって、バリカンは大切な相棒と呼べる。彼らが好んで使うとされているのが、「WHAL(ウォール)」。ウォールは、アメリカ・イリノイ州にあるバリカン・トリマーのトップメーカーだ。
その始まりは1919年までさかのぼる。当時高校2年生だったリオ・J・ウォールは同年10月14日に電磁式電動バリカンを開発、特許を申請して「ウォール・マニュファクチュアリング・カンパニー」で生産を開始した。それは世界で始めて実用化されたハンディタイプの電動バリカンとされている。
伝統の技術はプロから絶大の信頼を集め、多くのバーバーで利用されている。2017年5月にフェード専用モデル・5 Starシリーズも発売され、バーバーからの人気に拍車がかかっている。
WAHL 5 Star Cordless Magic Clip(コードレス・マジック・クリップ)2万1000円(税別)
■ポマードがスタイリングの名脇役
バーバースタイルを決めるためには、ポマードも重要になる。ポマードは大きく分けて油性と水性がある。油性は熱や湿気に強いけれど、一般的に洗い落としがしやすく、髪のスタイリングがしやすいとされている。今の主流は水性ポマードだ。
人気のポマードのひとつ「LAYTITE(レイライト)」は1999年にドニー・ホーリーがカリフォルニアのコスタメサで始めたもの。「ワックスのようにホールドして、ジェルのように洗い落とせる」というコンセプト通り、誰もが使いやすいポマードが誕生したことも、バーバースタイルがトレンドになった理由のひとつとなっている。
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