
「Google Home」「Clova WAVE」に続き、「Amazon Echo」が発表され、日本でもスマートスピーカー市場ががぜん、盛り上がってきた。
一般的に、音声でコントロールでき、さまざまな質問やリクエストに応えるアシスタント機能を備えたスピーカーのことをスマートスピーカーと呼んでいる。Wi-Fiなどの無線通信機能を内蔵し、クラウドにアクセスして人工知能が言葉や文脈を解して応答するなど、非常にハイテクな処理を行っているが、実際に使うときは、普段話している言葉で操作するというシンプルさで、誰でも使えるところが魅力だ。
スマートスピーカーには、応答するアシスタントによって、いくつかの種類がある。今、世界でもっとも普及しているのが、世界最大のEコマースサイトを運営しているAmazonが開発したAmazon Echoシリーズだ。日本でも11月8日に取り扱いが発表された。「Alexa(アレクサ)」と呼びかけ、話しかけることで操作する。
Amazon Echoシリーズ。もっとも背が高いのが「Echo Plus」で、スマート電球などのデバイスとの接続が簡単にできる。価格は1万7980円。Echo Plusの半分くらいの高さのモデルが、標準モデルの「Echo」1万1980円。一番小さいモデルはEchoからウーファーを省いて小型化した「Echo Dot」5980円。Amazonプライム会員は、11月17日までEchoが4000円引きの7980円、Echo Dotが2000円引きの3980円で購入できる(すべて税込み)
日本では一足早く、10月6日から販売されているのが、GoogleのGoogle HomeシリーズとLINEのClova WAVEだ。Google Homeは、スマホでおなじみ「OK Google」といって話しかける「Google アシスタント」が応答する。また、Clova WAVEは、LINEが提供していることでも注目を集めていて、こちらは「Clova(クローバ)」と呼びかけて利用する。
Google Homeは1万5120円、小型のGoogle Home miniは6480円。
Clova WAVEは1万4000円だが、2018年1月まで発売記念キャンペーンとして、本体とLINE MUSICの12か月聴き放題がセットで1万2800円。
まだ製品にはなっていないが、AppleもSiriに話しかけて操作する「HomePod」の提供を予定している。米国では、Microsoft Cortanaを搭載したスマートスピーカーも登場している。