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2017.12.29

お化け屋敷はカラダに悪い?

“安全な恐怖”で精神が癒される!? お化け屋敷はカラダに良いのか悪いのか?

 ドッキリさせられた時の常套句のひとつに「心臓によくない」というセリフがあるが、最新の研究ではお化け屋敷などのアトラクションを体験するのはやはり「心臓によくない」というのだが……。

■心拍数計を装着してお化け屋敷アトラクションを体験

 恐怖体験は生物としての人間の身体を“スクランブル”モードにする。これを説明する理論が1929年にアメリカの生理学者ウォルター・B・キャノンが提唱した「闘争・逃走反応(fight-or-flight response)」である。

 生物にとって恐怖の感情が意味するのは、闘うかそれとも逃げるのか、どちらかの行動をとるよう急き立てられている状態だ。いずれの行動を起すにせよ、機敏な動作ができるように心拍数が上昇し血圧も高まる。いわば身体が一瞬にして準備運動を終えた状態になるのだ。

 脳内では副腎皮質刺激ホルモンが分泌され、アドレナリンとコルチゾールが放出される。子どもの頃、運動会の徒競走の前に妙に緊張した経験を持つ人も多いと思うが、大勢の観客の前で競争することは、一種の恐怖体験だったということになる。

 ではお化け屋敷などのアトラクション体験でいったいどれほど心拍数が上がるものなのか、ジャーナリストのジェフ・ロッセン氏は自ら実験台となって、リアルタイムで心拍数を計測する装置を身につけて、米・ニューヨークのお化け屋敷「Blood Manor」に入場している。

“安全な恐怖”で精神が癒される!? お化け屋敷はカラダに良いのか悪いのか?
Today」より

 アトラクション体験中は、施設外にいる循環器科のスザンヌ・ステインバウム医師によって、ロッセン氏の心拍数の変化がリアルタイムでモニターされた。施設内にはお化けやゾンビに扮した“俳優”が数多く来場客を待ち構えているのだが、暗がりの中から目の前に突然ゾンビが現れた瞬間、氏の心拍数は一気に100に跳ね上がった。これを皮切りに、さらなる恐怖体験が次々とロッセン氏に襲いかかり、125から138と次々と最高値を更新し最終的には146という、短距離を全力疾走したかのような値を記録した。しかも施設を出てからも平常の状態に戻るまではかなりの時間を要したということだ。

 ステインバウム医師は、健康な成人のお化け屋敷体験は問題ないのだが、心臓に問題を抱えている人は決して入場するべきではないと警告している。特にこの「Blood Manor」のような、キャストの演出で恐がらせるタイプのお化け屋敷は、恐怖のレベルもケースバイケースで、予想もしていなかった恐怖を味わう可能性がある。もちろん入場に際しては注意書きがよく見えるように表示されており、当然のことではあるがアトラクション体験も自己責任ということである。

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