
Facebookでは安全なコミュニティをつくるための取り組みの一環として、Facebookでの嫌がらせを防止するための新機能を導入すると発表した。
今回、紹介する2つの新機能は、Facebookの利用者や、嫌がらせをうけた女性やジャーナリストなどを代弁する組織からのフィードバックをもとに策定された。
導入された新機能は次のとおり。
■望まない接触の防止
ブロックした相手が、新しいアカウントや、すでに持っている別のアカウントから、友達リクエストやメッセージを送るなど、迷惑な接触を試みようとした場合、事前にその動きを察知し防止する。
■メッセージの移動
送信者をブロックせずに、メッセージを無視して、自動的に受信箱からメッセージを取り除くことができるオプションを提供する。
Facebook上でのいじめや嫌がらせは以前から禁止されている事項だ。利用者は、何か不安を感じたり、不愉快な経験をされたときは、Facebookに報告することができる。その報告の内容を確認し、コミュニティ規定の違反が認められた場合は、コンテンツの削除、アカウントの無効化、コメント機能の制限などの措置が取られる。また、利用者は何を誰とシェアするかを設定することができ、誰が自分とコミュニケーションをとれるかも選ぶことができる。
<望まない接触の防止>
利用者からアカウントをブロックしても、同じような嫌がらせを違うアカウントから受けてしまうという声があり、今回の新機能は、このような嫌がらせを防止するためのものになる。
あるアカウントがブロックされた場合、Facebookは、ブロックされたアカウントの保有者が持つ他のアカウントから、ブロックした利用者に対し接触できないように、措置を講じる。
このようなアカウントは、最初にブロックされたアカウントに関連づいていることが多いのだが、Facebookは、このようなアカウントから、アカウントをブロックした利用者にメッセージや友達リクエストの送信などができないようにする。ブロックした利用者から、このようなアカウントに接触する場合は、通常のやりとりを行うことができる。
この機能は、すでに導入されている偽アカウント防止のための機能に追加されるものだ。Facebookでは、偽アカウントを発見し、削除するためのシステムの構築と更新を日々行なっており、これが、Facebookの方針に違反したアカウントからのコンテンツの拡散を抑制するのに役立っている。毎日、何百万もの偽アカウントを登録の時点でブロックしている、とFacebookでは説明している。
こちらの記事も読まれています