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2017.12.27

映像、写真の在り方を変える360度VRカメラ『Insta360 One』

「360」は未来の映像のキーワード<中編>
~一般的な写真と動画の在り方すら変える全天球カメラ~

前編はこちら

 本記事では3回にわたり、全方向に360度の画角を持つ全天球カメラの概要と可能性を俯瞰しているが、中編となる今回は、筆者が現時点で最も進んだ製品思想を持つと考える民生用VRカメラ、『Insta 360 One』を採り上げる。今や世界の電子製品工場ともいえる中国・深センのアラシビジョンという新興企業によって開発され、単体またはiPhoneのライトニング端子に直挿しして利用するスタイルを持つ、デザイン的にも高い水準にある製品だ。


Insta360 One

■ハードの進化だけでない全天球映像の可能性を追求

 全天球カメラは、それが作り出す映像はもちろん、その存在自体にインパクトがある。このジャンルの製品を初めて見た人が、一般に知られたカメラの形とはあまりに異なるため、こんなもので写真やビデオが撮れるのかと驚いても無理はない。

 撮影結果自体は、前編でも触れたグーグル・ストリートビューをはじめ、最近ではNHKの連続テレビ小説「わろてんか」の公式サイトなどでも収録スタジオの360°ビューのコーナーが用意されるなど、かなり身近な存在となってきた印象だ。訪れたことのない場所や普段は立ち入れない場所でも、あたかもそこに居るかのように場の雰囲気を味わえる手段として活用が進んでいるといってよいだろう。

 特に、段ボール製ならば100円ショップ、樹脂製でも500~数千円で購入できる、スマートフォン挿入型のVRゴーグル(ビューワー)で鑑賞すればさらなる没入感が得られるため、iOSのApp StoreやAndroidのGoogle Play Storeにも、そのためのコンテンツが揃っている("VR"で検索すれば、様々なビューワーアプリやコンテンツ配信アプリなどがリストアップされる)。

 また、VRフォトのデータそのものは、横長で歪みのあるパノラマ写真的なものだが、これを印刷物やWebページなどで静止画として鑑賞する目的で極座標変換し、「リトルプラネット」と呼ばれる小さな星のようなイメージで楽しむ方法もある。

<難波神社のパノラマとリトルプラネット画像>

 こうした状況の中で従来の全天球カメラは、当たり前のことだが、いかにVRフォトやVRビデオが高解像度でシャープに撮れるかという点に力を入れて開発されてきた。この点は、最終的な撮影結果が異なるとはいえ、フィルムカメラや一般のデジタルカメラが目指してきた目標と一緒で、ハードとしてのカメラ性能を上げる方向性だった。

 反面、VR表示やスモールプラネットのみでも十分に面白いため、ここしばらく、それ以上の進化が見られなかった部分もある。

 しかし、全天球カメラには、周囲のすべての風景を記録できるからこそ、従来のカメラ単体では不可能な映像制作を実現できる力を秘めている。そこにいち早く着目し、先取りして機能に組み込んだのが、『Insta 360 One』だったのだ。

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