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なぜ、残念な人になってしまうのか?人生を狂わせる3つの「不合理な期待」

2017.12.27

■人生を狂わせる3つの「不合理な期待」

 ではなぜ人は“残念な人”になってしまうのだろうか。もちろん何か大きな挫折体験や事件、事故などがトラウマとなってネガティブな性格になってしまうケースもあるだろうが、実は多くの場合、その考え方に起因しているという。

 とはいっても“残念な人”が決して異常な思想を持っているということではなく、ごく当然な考え方でありながらも、少しばかり“踏み外して”いることで結果的に“残念な”方向へと大きく反れてしまっているということだ。いったいどういうことなのか。

 アメリカの臨床心理学者、アルバート・エリスが1955年に提唱した心理療法が理性感情行動療法(Rational emotive behavior therapy、REBT)である。この療法を開発するにあたってエリスは、必要のない不幸を生み出している3つの「不合理な期待」を特定している。一見、当然のことのように見えながらも、実は裏切られるたびにメンタルに大きなダメージを与えるこの3つをよく理解することで“残念な人”になることを防ぎ、また“残念な人”状態から回復するための糸口になる。ではその3つの「不合理な期待」を解説しよう。

なぜ“残念な人”になってしまうのか?不幸を科学する話題3選
Psychology Today」より

●「たいていのことはうまくできる」という自分への期待
 あまり挫折体験のない多くの人々は自分自身に高い期待をかけているといわれ、この認識が強ければ強いほど失敗したときのダメージが大きくなる。もちろん1度や2度の失敗で認識が揺らぐことはないだろうが、何度か続くことですっかり参ってしまい、一転して自己嫌悪、自己卑下の傾向が強い性格になり“残念な人”になる。

●「常に正当に扱われる」という他者への期待
 もちろん特別な事情がない限りすべての人は公正に扱われるべきだが、現実は必ずしもそうでないのはご存知の通りだ。それまで公正に扱われるのが当然の学生生活を卒業し、社会人になった時にこの“権利”を大きく踏みにじられる思いを経験する人も多い。そしてこの経験を重ねて精神が落ち込むと共に“敵意”も生まれ、有名人の不幸を喜ぶような“残念な人”へと通じる道が拓けることになる。

●「いわれのない苦難や逆境に向き合う必要はない」という人生への期待
 自分は何も悪いことはしていないのに、ある時人生に苦難や逆境が訪れてきたとすれば確かに理不尽だ。そんな苦難や逆境は対処しなくても良いものだと考えても不思議ではない。さらに進んで自分の望むモノや結果がすぐに手に入ることが当然という認識のままに社会に出る人も少なからず存在するだろう。そのような人はきわめて逆境に打たれ弱い存在であるとも言え、そのダメージで“残念な人”になるケースもある。

 つまり逆に考えれば、長い人生のなかでは物事がうまくできないこともあれば、この世は前提としてえこひいきされる社会であり、唐突に苦難や逆境に直面することもあるという“現実”を念頭に置いておくことが肝要のようである。味わう必要のない不幸で精神にダメージを受けることのないよう、タフでリアリティのある現実認識を育みたいものである。

文/仲田しんじ

フリーライター。海外ニュースからゲーム情報、アダルトネタまで守備範囲は広い。つい放置しがちなツイッターは @nakata66shinji

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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