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2017.12.24

聡明で行動的な議員にうつ病リスク!今〝頼られる人〟のメンタルが危ない

聡明で行動的な議員にうつ病リスク!今“頼られる人”のメンタルが危ない

 独裁者的リーダーのことはさておき、人望に厚いリーダーは周囲から何かと頼りにされる存在でもある。しかし先行き不透明なこの時代にあって“頼られる人”に危険が忍び寄っているという。

■英・下院議員全員がうつ病診断を受ける

 民主主義の世の中にあって、ある意味で職業として“頼られる人”の立場にいるのが議員である。EU離脱決議のショックが癒えない中、それでも離脱に向けた準備に着手しているイギリスで、これまでにないストレスに晒されている議員たちのメンタルヘルスが危うい状態にあるという。

 2012年にイギリス下院(庶民院)議員の2人がそれまでずっと患っていたうつ病を告白して話題になったことがあったのだが、今日イギリスが直面している波乱の政治局面の中で国会議員たちに重くのしかかる精神的な負荷が懸念されている。

「BBC Radio 4 Today」によれば先頃、前厚生大臣で医師でもあるダニエル・ポールター氏がキングス・カレッジ・ロンドンの助力を得て、下院議員全員にうつ病に関する書面よる問診を行なっている。

 下院保守党の声明によれば、同僚の議員たちは(今日の事態に直面して)とても気分が沈んでおり、ストレスによる判断ミスに苛まれているということだ。こうした現状を受け、議員たちの精神の健康状態を測るアンケート調査が行なわれたのである。

聡明で行動的な議員にうつ病リスク!今“頼られる人”のメンタルが危ない
BBC」より

 質問の内容は、基本的には精神科の問診と同じものではあるが、議員としての問題解決能力をどう自覚しているか、飲酒の習慣があるか、党員や支持者と議論をすることに楽しみを見出しているのか、などについても問われた。

 ジョン・バーコー下院議長によれば、多くの議員はアンケート内容が公に知られることを恐れていたということだ。だが今回の調査で個人が特定できるような回答の詳細は公開されないことが約束されている。調査を主催したポールター氏によれば、多くの議員は彼らの家族と仕事場の2つの世界で生きることを余儀なくされ、世間の注目の中で公の存在として働く生活にとても大きな負荷がかかっていると説明している。

 キングス・カレッジのグラハム・ソーニクロフト教授は、聡明な議員といえども家族や友人のサポートがなく、また睡眠や運動が不足した状態では精神衛生に問題を引き起こすリスクが高まることを指摘している。EU離脱を問う国民投票の直前には、残留派だった労働党のジョー・コックス下院議員が殺害されるという事件も起きており、議員たちは身の危険を含めた多大なストレスに晒されているとも言えそうだ。

 先の読めない時期であるだけに、リーダーとして人々をどこへ導いていったらよいのか、“頼られる人”たちの言動と判断はますます難しいものになっている。とすれば確かに“頼られる人”のほうがメンタルな問題を引き起こすリスクは高くなっているのかもしれない。

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