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2017.12.19

【開発秘話】シリーズ累計400万個以上を出荷した日本製粉『オーマイ ラザニエッテ』

■連載/ヒット商品開発秘話

 ラザニエは外で食べるものであって家でつくって食べるものではない、というイメージを持っている人も多いことだろう。つくるのに手間がかかるため、いくらパスタ好きでもなかなか、家でつくる気が起きないと思われる。

 しかし、そんなラザニエが家庭で簡単につくれたら「つくってみよう」という気が起きるのではないだろうか? そんな気にさせてくれるのが、日本製粉の『オーマイ ラザニエッテ』である。

 2014年8月に発売された『オーマイ ラザニエッテ』は、別茹で不要のラザニエとベースソースがセットになったもの。フライパンでひき肉を炒めた後、水とラザニエを入れて煮込み、ベースソースを加えて加熱してから耐熱皿に取り分けてオーブン入れ、こげ目がついたら出来上がる。普通につくったら30分以上はかかるところ、半分の15分程度で完成する。現在は濃厚チーズ味と合わせて2種類をラインアップ。これまでに、シリーズ累計400万個以上を出荷している。

 

■ショートパスタの比率を高め市場を活性化する

 同社によれば、パスタの本場イタリアでは市場の7割をラザニエやペンネ、マカロニといったショートパスタが占有しているが、日本はその逆で、スパゲティやフェットチーネのようなロングパスタが市場の8割を占めている。また、日本の家庭用パスタ市場の規模は約500億円だが、ラザニエの市場規模は非常に小さく、以前は4〜5億円程度しかなかった。

『オーマイ ラザニエッテ』の開発は、こうした日本の家庭用パスタ市場の特性に起因していた。家庭用パスタの市場拡大と活性化を図るポイントは、ショートパスタの比率を高めることにあったが、日本のショートパスタの使われ方は、ほとんどがマカロニサラダとマカロニグラタン。マカロニ以外の何かを使い利用を促進する提案が重要となった。

 ラザニエに注目したのは、認知度が高いためであった。調理に時間がかかるというマイナス面があるものの、それさえ払拭できれば、認知度の高さから家庭に浸透していけると同社は判断。開発を担当した佐藤良樹氏(開発本部商品開発部 企画開発グループ長)は、「手軽、簡単、失敗しないをキーワードに、開発できないかを考えました」と言う。

 そして家庭への浸透を目指す上で考慮したのが、ラザニエの大きさであった。商品名でも謳われているが、実際に使っているのはラザニエより小さいラザニエッテ。ラザニエッテを使った理由を、佐藤氏は次のように話す。

「アンケート調査をしたところ、ラザニエはつくりづらく切り分けづらいという問題が浮かび上がってきました。切り分けるとトマトソースとクリームソースが混ざり合ってしまい、つくったときの苦労が口に入る段階で報われなくなってしまうというのです。切り分けづらい、取り分けづらい、つくったときの苦労が報われない、ということから考えると、小さいラザニエッテであれば、切るといった作業や食べにくいという不満要素が解決できるのではないか、と判断しました」

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