人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2017.12.19

情報の洪水の中ですばやく正しい意思決定をするために必要なことは?

 年末商戦を迎えたこともあり普段よりも買い物や外食の機会が増える人も多いだろう。ある程度の出費を覚悟することになるが、高級ショッピングモールと庶民的な地元商店街とではどちらのほうがサイフの紐が緩むだろうか。

■高級店モールと地元商店街、サイフの紐が揺むのはどっち?

 ショッピングや飲食に際して、気前が良くなる時もあれば、サイフの紐が固くなる時もある。その理由は多岐に及んでいると考えられるが、かなりの影響をもたらす要素として挙げられるのが、その直前にインプットされた関連情報である。

 ニューヨーク大学の研究チームが先日発表した研究では、数々の料理メニューに妥当な価格をつけてもらう実験が行なわれている。

 実験ではまず、30種類の料理メニューの画像を実験参加者に見せ、それぞれの料理の妥当な値段をつけてもらった。個々人の好みによってばらつきはあるものの、一番高いメニューから一番低価格のメニューまで、おおよその傾向が浮き彫りになり、データを集計して順位がつけられた。

 次の実験では、参加者に最初に低価格メニューのワースト10を見せてから、次に同じく30種類の料理メニューに妥当な価格をつけてもらったのだ。すると最初に何も見せなかったときの値付けよりも高い価格をつける傾向が判明した。つまり最初に低価格メニューを見せられると、ほかの料理の価値が高まっているということになる。


New York University」より

“逆もまた真なり”で、今度は最初に高価格メニューのトップ10を見せてから30種類のメニューに価格をつけてもらったところ、いずれの価格も一番最初の実験よりも低くなることがわかった。最初に“高級メニュー”を見せられることで、ほかの料理が全体的に安いものに感じられてきているのである。つまり直前にインプットされた情報が、価値の評価に影響を及ぼしていることになる。

「総じてこれらの知見は、こうした効果が実際の商品の経済的価値に及んでいるという最初の証拠を提供するものになります。さらに言えば、こうした評価の順応性は認知情報処理の普遍的な特徴であることを示唆します」とニューヨーク大学のケンウェイ・ルーイ助教授は解説している。

 したがって高級ショッピングモールや高級レストラン街などを見て回っていると“目が肥えて”サイフの紐が固くなってしまうのかもしれない。あるいは逆に庶民的な地元商店街などを歩いた後はなんだか気前が良くなって、ついついいろんなモノを買ったり食べたりしやすくなるかも!? ショッピングや外食においてこうしたバイアスがあることを頭の片隅に入れておいても良さそうだ。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年11月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「ゴルゴ13」のオリジナル万年筆!大特集は「2018年ベストヒットランキング」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ