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2017.12.18

ビジネスリーダー必読!孫子「三十六計」に学ぶ〝逃げ恥〟戦術

美学よりも負けないことが大事!「孫子・三十六計」に学ぶ“逃げ恥”戦術

 はるか2500年以上昔から世界中の人々に読み継がれてきた中国古典には、現在のビジネスマンが学ぶことは多い。中でも、『孫子』は孫正義やビル・ゲイツ、松下幸之助など世界中のビジネスリーダーに読まれてきた“戦略書”として有名だ。

 ビジネスリーダーに愛されているだけあって、書店に並ぶ『孫子』の本は猛々しく近寄りがたい雰囲気のものが多い。そこで今回は、“若手ビジネスパーソンが役職を問わず『孫子』を応用する方法”について、前回の『老子』に引き続き大阪大学文学部教授の湯浅邦弘先生に伺った。

『老子』が“長期的な視野で本当の幸せ”を追及するのに対して、今回の『孫子』は“目の前の戦いを生き抜くための実践的な戦術”となる。その大きな特徴は、“負けないこと”を重視する、ということ。たとえ格好悪くても、あざとくても、戦いでは“生き残ってナンボ”という考え方が通底している。

■余裕で勝てる相手とだけ勝負する!そのために日ごろから得意分野の実力を磨く

 湯浅先生の著書『孫子・三十六計 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』(角川文庫)によると、最高の兵法書である『孫子』が登場したのが、今から2500年前の春秋戦国時代。同時代を生きた思想家には、孔子や老子などがいる。その後、『孫子』の要点をまとめてわかりやすく解説したのが『三十六計』だ。

<この書は、『孫子』を中心として、古今の兵法の要点を、三十六の計謀にまとめ、それらを四字または三字の熟語で表したものです。著者もはっきりしない謎の書ですが、中国ではよく読まれ、日常生活の中に生かされているといわれます>(同著より引用)

まずは『孫子』から、戦いの極意についての一文を紹介する。

<古の所謂善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり。故に善く戦う者の勝や、智名も無く、勇巧も無し>(同著より引用)

 つまり、余裕で勝てそうな相手にだけ戦いを挑むということだ。自分よりも遥かに強い相手に果敢に挑み、傷だらけになって限界まで戦う方が人々の感動を呼ぶし、“伝説”になりそうだけれど……。

 湯浅先生によると、そもそも『孫子』では“美学”を一切重視していないのだそう。

「『孫子』の言葉に、“彼を知り己(おのれ)を知れば百戦して殆(あやう)からず”とあります。敵を知ることは大切ですが、それ以上に重要なのは、自分の実力や得意・不得意をきちんと認識しているということです。

 100パーセント完全な人はいないのですから、どこかに強みがあり、また、どこかに弱みがあるはずです。それを十分に自覚した上で、できるだけ、自分の得意なところで戦うということです。

『孫子』の兵法の極意は、“負けない兵法”です。わざわざ負けるような戦いはしない、ということです。それを卑怯だと考えたり、全力を尽くして燃え尽きたりという行為を『孫子』は推奨しません。戦いの“美”よりも、“負けない”ことを最優先するからです」

 この“戦いの極意”を現代のビジネスパーソンが真似するなら、自分の得意分野の実力を日頃から磨いておき、余裕で勝てる状態にしておくとよさそうだ。自分より遥かに弱い相手にだけ偉そうに振る舞うという意味ではない。

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